就活とオワハラ
もうすぐ8月も終わりますが、夏季休暇中にインターンシップを行った、または行う予定の就活生も多いかと思います。
実際に、2026年3月卒業予定の大学生・大学院生にアンケートを取ったところ、7割近い学生が、サマーインターンに参加したいと答えたそうです。
インターンシップ制度とは、学生が一定の期間、志望する企業で就業体験を行うことで、日本で始まったのは、1990年代だと言われています。
学生にとっては、就職する前に、自分の実力と志望企業の仕事内容を把握することができ、企業にとっては、インターン生の適性を知ることによって、入社後もスムーズに仕事ができる環境を整えることができるといった、お互いにとってメリットがある制度になります。
また、事前に体験してみることで、就職後のミスマッチを防ぐこともできます。
そのせいか、年々インターンシップを導入する大学、インターン生を受け入れる企業は増えています。
ただ、課題としては、企業側にとって、受け入れる現場の負担が大きいことや、コストに見合う成果がない場合もあること、また、情報漏洩のリスクがあります。
しかし、自社についての知名度が上がる・ミスマッチが解消されるため離職者が減る・早い段階から優秀な学生を囲い込めるといったような、それを上回るメリットが企業側に多くあります。
そのため、現在、インターンを導入している企業も6割以上あり、参加している大学生も9割程いて、今では、政府も推奨する採用活動の重要なプログラムになっています。