就活とオワハラ
梅雨が終わり、夏本番となった地域も多いかと思いますが、気温が高くなると心配になるのは熱中症です。
なりやすいと言われるのは、お年寄りや子どもですが、最近の暑さは異常で、元気な大人でも熱中症になる可能性は高く、厚生労働省の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」を見ると、昨年は、死傷者数は1,106人、うち31人の方が亡くなっています。
死亡事例を調べると、多くの職場で暑さ指数を把握しておらず、熱中症予防のための教育を行っていなかったそうです。また、糖尿病などの疾病の影響を受けた例も見られ、改めて、正しい知識を持つことの大切さが浮き彫りとなっています。
職場で把握する必要のあるこの「暑さ指数」とは、気温・湿度・風速・反射熱をもとに計算された数値で、環境省の「熱中症予防情報サイト」で確認することができます。この暑さ指数が33(予測値)に達すると、「熱中症警戒アラート」が発表されます。
「熱中症予防情報サイト」では、地域ごとの詳しい暑さ指数の情報や、暑さ指数のメール配信サービスも無料で提供しているので、仕事だけではなく、スポーツなどをする人も確認してみるといいと思います。
今年の夏は例年以上に暑くなると予想されています。
曇り空の日であっても湿度が高く風のない日や、屋内での作業であっても、体から熱が放出されにくい環境であれば熱中症なります。
梅雨明けすぐの体がまだ暑さに慣れていないこの時期は特に危険です。
厚生労働省では、5月1日より「STOP!熱中症 クールキャンペーン」を今年も実施していて、リーフレット等に熱中症予防の対策やチェックシートなどが記載されています。
このような情報を利用して、正しい知識を持ち、熱中症の無い職場作りに役立ててください。