Mybestpro Members

冨田義広プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

失業保険の開始を1か月短縮へ

冨田義広

冨田義広

失業保険、いわゆる失業手当ですが、会社を自己都合で退職した場合と、倒産や解雇などの会社都合で退職した場合とでは、受給資格決定後に支払いが開始されるまでの制限期間が違います。
自己都合の場合現行では、7日間の待機期間を経て、原則2か月後に支給が開始されますが、会社都合の場合は、7日間の待機後すぐに受給できます。

自己都合で退職した人の中には、失業手当をもらってから再就職しようと考える人がいるため、給付を待つ期間が長いことが、早期の再就職の阻害原因になっているとして、政府は、制限期間を1か月短縮する方向で調整に入りました。

ただし、この案には、審議会からも賛否がありました。
「求職者が無収入の状態から抜け出すために、安易に就職を急いでしまいミスマッチが起きてしまうので、短縮することに賛成」とする意見と、「短期間で就職と退職を繰り返し、失業手当を得ようとする人が出てくるのではないか」といった慎重になるべきという意見がありました。
そのため、厚生労働省は今後、制限期間の短縮をどの程度にするかなどを検討し、年内を目途に制度の改正案を取りまとめるとのことです。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

冨田義広
専門家

冨田義広(社会保険労務士)

冨田社会保険労務士事務所

事業運営の中で発生する、さまざまな労務問題に対応。人事の現場経験で培った知識とノウハウを軸に人事や労務、法律に関する相談から給与計算や社会保険手続きにも応じています。

冨田義広プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人事・労務支援のプロ

冨田義広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼