就活とオワハラ
厚生労働省の後援を受けた中央労働災害防止協会(中災防)の年末年始無災害運動の今年の標語は、「健康と安全で 幸せつなぐ年末年始」で、実施期間は、12月1日から来年1月15日までです。
実際、この期間は労災が起こりやすいのですが、原因としては、長期休暇があるため稼働日数が少ないにも関わらず、納期が年末に設定されていることが多かったり、大掃除や機械の保守点検など通常では行わない業務が増えて、スケジュールがきつくなるうえ、人や物の動きが増加し交通が混雑することで遅れが生じたりするなど、時間に追われることが多くなるためです。
焦るほど注意力が散漫になり、ミスしやすくなることは、誰でも経験があると思います。
また、時期的に積雪や凍結によって、交通事故や転倒などの災害リスクも高くなります。
こういったことから、この時期に労災防止のキャンペーンを行うのですが、中災防のホームページでは、リーフレットを作成して、注意を呼びかけています。
リーフレットには、「転倒に注意!」「冬季の安全運転」「非定常作業時の災害を防ぐ!」「脚立作業のポイント」「感染症予防対策の徹底」についての注意事項やチェックポイントが掲載されていますので、労災防止の参考にされるといいでしょう。
何かと気ぜわしい年末年始ですが、時間と気持ちにゆとりを持って、事故の無いように業務を進めるよう心掛けたいものです。