就活とオワハラ
交通アクセスがあまり良くない企業で働く場合、車で通勤しなければ不便なことが多いですが、新卒者などの若手社員にとって、費用面で車を持つことが、その企業に就職するためのハードルになってしまうことがあります。
そんな社員のため、会社が車を用意する制度を導入した企業があるそうです。
その企業は、学生からの人気も高く、企業自体も新卒採用に積極的でしたが、山間部に会社があるため、通勤を公共機関で行うことが難しく、マイカーがないと就職に支障をきたすことがネックでした。そこで、入社3年以内に限りますが、乗用車を従業員に格安で貸し出す「マイカーサポート制度」を導入しました。
月々の利用金額、ガソリン代、タイヤ交換費用など、規定を細かく決めなければいけませんが、現在、車のリース会社も多くあり、そういった会社を利用することにより費用を抑えられる可能性もあります。
何よりも若手従業員が、働く前に車のローンを抱えるというリスクがなくなります。
なかなか人材が集まらない場所にある企業にとっては、採用を広げるひとつの方法と言えるでしょう。
優秀な人材を採用するためには、今まで通りではなく新たなアイディアを出し、このように社員に寄り添う姿勢を表すことも大切だと思います。