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雇用保健料の引き上げ

冨田義広

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2023年4月から、雇用保険の料率が、現在から0.1%ずつ引き上げられます。
昨年に2段階に分けて料率が変わりましたが、半年でまた上がることになります。

雇用保険とは、労働者と事業主の両方が負担する労働保険で、失業や育児・介護休業をしている人に、再就職や復帰を手助けするなど、雇用に関する支援を行うためのものです。
「失業手当」「育児休業給付金」「介護休業給付金」や、就業促進・教育訓練など雇用を安定させるために使われています。

2022年3月までは、一般の事業で、労働者負担が1000分の3,事業主負担が1000分の6でしたが、4月から労働者は同料率で、事業主負担のみが1000分の6.5に上がりました。
同年10月には、労働者・事業主双方とも、0.2%ずつ上がり、労働者が1000分の5、事業主が1000分の8.5となりました。
そして今年の4月からは更に0.1%ずつ上がり、
一般の事業で、労働者負担 1000分の6、事業主負担 1000分の9.5
農林水産・清酒製造の事業で、労働者 1000分の7、事業主 1000分の10.5
建設の事業で、労働者 1000分の7 事業主 1000分の11.5 となります。

コロナ禍による雇用調整助成金の給付や、失業者の増加に伴う給付などにより、財源が逼迫しているための措置ですが、昨今の物価上昇に加えて、1年で0.3%の今回の引き上げは、更なる家計の圧迫となりそうです。

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専門家

冨田義広(社会保険労務士)

冨田社会保険労務士事務所

事業運営の中で発生する、さまざまな労務問題に対応。人事の現場経験で培った知識とノウハウを軸に人事や労務、法律に関する相談から給与計算や社会保険手続きにも応じています。

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