特定扶養控除 150万円に引き上げへ
企業が従業員の子育てを支援するために、一般事業行動計画を策定し、その計画に定めた目標の達成など、一定の基準をクリアして申請を行うと、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定である「くるみん認定」を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」となります。
この「くるみんマーク」は、企業の広告やホームページ、商品・パンフレットなどに使用することができます。これにより、従業員の仕事と育児の両立に向けて積極的に支援している企業であると社内外にアピールして、社員・顧客からの信頼性を高めることができます。
また、「くるみん認定」を受けた企業が、さらに高い水準で育児支援を行うと、「プラチナくるみん認定」を受けることができます。こちらのマークはデザインが少し変わり、色も12色から選べるため、企業カラーに合わせやすくなります。
こういった「くるみん認定」「プラチナくるみん認定」を受けた中小企業には、上限50万円の助成金を支給する「くるみん助成金」支援もあり、仕事と家庭の両立を図るために必要な設備や取り組み、経費などに使用することができます。
日本の少子化の原因の1つに、女性が妊娠・出産により離職しなければいけなくなり、収入が減ることを危惧して生むことを躊躇するという理由があります。少しでもそのような不安を取り除くため、男性の育休制度や育児休業給付金などの政策がありますが、企業も一体となってこの問題に取り組まなければいけない時代になりました。
その中で、この「くるみんマーク」を取得し、求人広告などに使用して会社のイメージアップを図り、優秀な人材の確保や定着率のアップなどにつなげ、同時に働きやすい職場環境作りも進めて欲しいと思います。