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田村兼人

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田村兼人(たむらかねと)

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コラム

命の授業

2016年8月16日

 「かわいい」 子供たちは、目を輝かせ身を乗り出しながら自分の順番を心待ちに待っています。これは、学校飼育動物とのふれあい授業で見られる一場面です。
 私たちは、学校で適正に動物飼育が行われるための一助となれればと、18年程前から学校獣医師の必要性を提唱してきました。現在、全国的には、120市区町村と25都道府県15政令指定都市において教育委員会と獣医師会との連携のもと飼育支援体制(学校獣医師制度)が整っています。石川県では内灘町、金沢市、かほく市で学校獣医師制度が確立しています。
 学校での動物飼育の意義は、子どもが動物とのふれあいを通じて、自然科学的な知識を得ると共に、観察眼、思考力、判断力を養い、同時に世話作業を毎日続けることで、行動力、責任感、継続力、工夫・創造力、忍耐力、友達と協力する態度など、さまざまなことを身に付けることにあります。このような動物介在教育の観点から「ふれあい授業」があります。これは、「生きている証拠を教えてください」との問いかけから始まります。子供たちは、自分の意思に全く沿わない動物を抱くことで沢山の事を感じ取ります。それは、他への思いやり、慈しみ、そして命の温もりです。
 授業の最後に再度問いかけます。
「生きている証拠は見つかった?」
「温かい」
この言葉こそ子供たちが命を感じた証拠です。命には、色も大きさもありません。でも、手に取り抱きしめることで、それを感じることができます。
 ふれあい授業は命の授業です。日本の伝統とも言える学校での動物飼育を通し、文字でも言葉でも伝えられない大切なことを、今後も獣医師という立場から伝えていきたいと思っています。

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