耕作放棄地率の増加と担い手不足
九州北部を中心とした大雨により被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
また、1日も早く復旧・復興できますよう、遠方からではありますが、何か自分にできることがあればと思っております。
もう「おかしな天気!」というのは毎年のように聞くようになりましたし、自分も農業を始めてから、毎年口にしています。
九州北部のような大雨とはならなかった奥能登ではありますが、春は雨が全然降らなかったのに、梅雨の期間中は長雨、梅雨明け後は雨なしの高温、そしてお盆頃からまた長雨…。天候だけはどうにもならない。わかってはいますが、どうしても気になってしまいます。
九州北部を襲った豪雨被害により、農作物にも多大な影響が出ております。
収穫を目前に控えたお米も、流出した油が付着したため、収穫しても出荷・販売ができないなど…。とても辛い現実です。
このような被害にあわれた方々からすると、「それくらいなんだ!」と、言われるかもしれませんが、お盆頃からの長雨は、奥能登・金蔵の棚田での稲刈りにも影響を与えております。
そう…刈取困難という現実です。
湿田でとにかくねばい粘土質の土壌である金蔵地区の棚田では、長雨が続くと、硬かった田んぼがすぐに柔らかくなります。
上の田んぼからの漏水だけでなく、老朽化した用水路からの漏水もあり、それはもう、想像を絶する「稲刈り」が待っています。
コンバインがこのようにハマろうものなら、それはもうお手上げでして…
うちの従業員さんが、初めて金蔵で稲刈りをしたときに
「こんなん稲刈りじゃない!」
と、言ったほどです(´・ω・`)
泥だらけで帰ったら、家族に
「お前、稲刈りしに行ったんじゃないんか?なんやその泥だらけは!」
とも言われたそうです(;^ω^)
作業効率はとにかく悪い!でも、お米は美味しいし、素晴らしい景観!
だからまだまだ頑張れるのです(^O^)/
でも…そろそろ農地の整備をしていかないといけないのも事実。
課題は山積みですが、ファンの皆さまが1人でも増えてくれれば、そんな課題もすぐに解決できるはず♪
今日もそんな「ファン」が1人でも増えてくれるよう、頑張ります(*^-^*)