自律神経失調症は漢方で治せます!
いつもコラムをご覧下さり誠にありがとうございます
石川県白山市みずほ「漢方専門福の樹薬局」薬剤師の伊藤です
今年に入って「腎機能低下」のご相談が増えています
小林製薬の紅麴サプリの影響かな?とも思いましたが、当店へのご相談の方は誰も紅麴アプリを服用していませんでした・・・一体なぜ???
腎機能低下とは?
腎機能低下は、何らかの原因によって慢性的に腎臓の機能が低下する病気の総称です。一般的には、
「血清クレアチニン値(Cre)」
「推算糸球体ろ過量(eGFR)」
「血清尿素窒素(BUN)」
が指標になります
腎機能低下の原因
- 糖尿病: 糖尿病は腎臓に負担をかけ、腎機能を低下させる原因となります
- 高血圧: 高血圧は腎臓の血管に影響を及ぼし、腎機能を損なうことがあります
- 免疫や遺伝性の病気: IgA腎症や多発性嚢胞腎などがあります。最近では新型コロナ(ワクチン?)の後遺症として注目されています
腎機能低下が進むと人工透析になり、生活への支障が色々と生じます・・・
腎機能低下の症状
腎機能低下が進行すると、次のような症状が現れます
- 尿の異常: 尿の濁りや泡立ち、褐色のような濃い色が出る
- 尿の回数の変化: 1日の尿の回数が増えたり、急に回数が増えた場合は注意が必要
- 身体のむくみ: 水分が十分に排出されないため、むくみが起こりやすくなる
- 貧血、だるさ: 赤血球の生成が減少し、だるさや貧血症状が現れる
- 皮膚のかゆみ: 老廃物や毒素が皮膚に蓄積され、かゆみを引き起こすことがある
腎機能低下は早期発見と適切な管理が重要で、食事療法や生活習慣の改善などで腎臓を守り、進行を遅らせることが腎臓を長持ちさせることがポイントなんですよ!
一般的な治療法は?
- 生活習慣の見直し:肥満の改善、糖質管理、禁煙など
- 薬物療法:腎臓に負担をかけないための薬物療法や貧血の改善
- 血液透析
などがありますが、それでもじわじわと進行することが多く折角の努力も心が折れそうになります・・・
漢方薬で腎臓を守る方法
漢方の考え方に「陰陽五行説」というものがあり「木・火・土・金・水」という五行の「水」は腎臓や副腎を概ね表していると考えられていますが、漢方処方の中にも「腎気丸」といわれる腎機能や副腎機能に役立つ漢方処方があります。中でも有名な処方には
- 六味地黄丸(ろくみじおうがん):腎気丸の基本構成です
- 八味地黄丸(はちみじおうがん):六味地黄丸に桂皮と附子を加味
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):八味地黄丸に牛膝と車前子を加味
- 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん):六味地黄丸にクコの実と菊花を加味
などがあり、その他にも腎気丸ベースのいろいろな生薬を配合した漢方薬が各メーカーごとにあったりします
漢方薬ができること
腎機能を守るために漢方薬が出来ることは次のようなことが挙げられます
- 活血作用:血液の流れを良くします。漢方薬の良いところは血液の抗凝固作用が無いことです(ケガをしてもちゃんと血は止まりますよ)
- 補血作用:造血作用や赤血球変形能を改善して細かい血管でも通れるようにします
- 利水作用:余分な水は捨てて、必要な水分は各組織へ届けます。西洋薬のような一方的に排水(排尿)させるわけではないので脱水症状は起こりません
- 補腎作用:腎臓の本来の働きを助けます。漢方では老化と関係があると考えますので抗老化作用としても役立ちます
最後に・・・
「非常に大切なこと」を、「肝腎かなめ」「肝心かなめ」ということがあるように、腎臓・肝臓・心臓は非常に重要な臓器ですね!もちろん、肺も胃腸も無くてはならないのですが、腎臓の役割はとても大きいと思います
もし、「腎機能が低下しているね」とお医者さんから診断を受けた時はまずは生活習慣を見直してください。その上で、薬物療法を示唆された時は漢方薬の併用もご検討ください。腎機能を守るだけでなく、病院から処方されたお薬の副作用からお身体を守ったり、服用するお薬の量を減らすことができるんですよ!
漢方専門福の樹薬局では、体質と症状を伺い適切な処方選びを心がけています
また、「腎機能低下」以外にも免疫系・代謝系・ホルモンバランス・自律神経系のトラブルにあった漢方薬をご用意することができますので自分にあった漢方薬で根本から見直していきたい!という方はお気軽にご相談くださいね!
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