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コラム

CRPが下がらない方、漢方薬(清熱剤)を使ってみたことはありますか?//石川県漢方薬認定剤師

2016年9月29日 公開 / 2023年9月1日更新

テーマ:漢方相談

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 漢方薬 効果

いつもコラムをご覧くださりありがとうございます。
石川県白山市みずほ 「漢方専門 福の樹薬局」 薬剤師の伊藤です。

病院の血液検査で目にすることのある「CRP」ってなんだかご存知ですか?
CRP値というのは、血中のC反応性蛋白の量を示したもので、このC反応性蛋白は体のどこかで炎症が起きていたり細胞が破壊されていたりする時に増加するものなんです。
つまり体内で炎症がどの程度起こっているかの指標になるんですね。

CRPが高くなりやすい病気には感染症、膠原病、リウマチ熱、心筋梗塞、肝硬変、敗血症、悪性腫瘍などいろいろありますが、慢性的に高いといろいろな弊害が生じてしまいます。

例えば血管新生、悪性腫瘍が大きくなる過程やリウマチで関節が破壊されていくときにおこる現象ですが、CRPが慢性的に高いことで成長します。抗炎症薬などで低値に抑えることができれば問題ありませんが上手く下がらないことも多い・・・

そこで、ステロイドなどの強い抗炎症薬を用いるのですが副作用が問題になる・・・炎症も収まって副作用も出にくい方法はないものか・・・・?

清熱剤という種類の漢方薬がありますよ!



漢方薬にもCRPを下げてくれる生薬はいろいろあります。昔から漢方薬は症状だけでなく体質も含めて「証」を決めて処方しますが、CRPが高くなる病気には「清熱剤」が含まれています。

清熱作用のある生薬には・・・オウゴン・オウバク・オウレン・サンシシ・セッコウ・タクシャ・チモ・ボタンピなどいろいろあるんですよ。これらを上手く組み合わさってできているのが漢方薬です。これらの種類や量や働きを補う他の生薬によって効果が変わってきますので、専門の漢方薬局に相談するのが自分の状態にあった漢方薬が見つかると思います。

 日頃の食事管理でもCRPは管理できますので食べ過ぎ・アルコール・喫煙なども気を付けてくださいね。

「漢方専門 福の樹薬局」ではさまざまな病気や症状に適した漢方薬をご用意することができます。
自分の症状と体質に合った漢方薬をお求めの方はお気軽にご相談ください
(ご予約のご協力をお願いします)


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