慢性の耳鳴りには漢方薬がおすすめ!
いつもコラムをご覧下さり誠にありがとうございます。
石川県白山市みずほの「漢方専門 福の樹薬局」 薬剤師の伊藤です。
「心臓がドキドキするんです!!大丈夫でしょうか?」
「脈拍が速いのですが、大丈夫ですか?」
とご心配をされる方がみえます。
「心臓が止まってしまうよりは良いと思いますよ・・・」なんて冗談を言う場合もありますが、本人にとっては異常事態な訳です・・・
やはり肝心要の「心臓」ですからいつもと異なれば不安が出るのは当たり前です。
今回はそんな心臓の「不整脈」について・・・
不整脈の種類には大きく分けて3種類あります。
リズムが不規則になるタイプ、脈が速くなるタイプ、脈が遅くなるタイプです。
それぞれについて説明します。
リズムの不規則タイプ・・・一般的には「期外収縮」といわれていて、脈が一瞬つまずくように感じるものです。
脈が速くなるタイプ・・・「頻脈」といわれるもので、突然脈が速くなり不安感におそわれることがあります。
脈が遅くなるタイプ・・・「徐脈」といわれるもので、脈が遅くなりだるさなどがあらわれます。
そして不整脈には、医学的に異常がみられる場合と見られない場合があります。
異常が見られる場合として・・・
・心不全
・心筋梗塞
・心筋症
・弁膜症
・甲状腺などの内分泌の異常
というものがあり、この場合は専門医の治療・指導が必要です。
異常が見られないものとしては・・・
・コーヒー、紅茶、アルコールによるもの
・疲労によるもの
・ストレスによるもの
・肉体の老化によるもの
・自律神経のトラブル
・血流が悪いことで引き起こされるもの
があります。この、異常が見られないタイプに漢方は有効であるといわれています。
薬で心臓の動きを抑える前に漢方薬で整えましょう!
漢方では、不整脈を「気」「血」の働きが乱れた、または「気」「血」の不足した状態と考えてそれぞれに適した漢方薬を用います。
代表的な漢方薬を一つ紹介しますね!
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
動悸や不整脈の他、不安感が強い、心臓神経症、肝機能障害、不眠症、寝汗をかくという方におすすめの漢方薬です。
漢方薬はすぐに不整脈が治るというものではありませんが、不整脈を引き起こす体質を改善することで症状がどんどん減っていきます。また、自律神経や血流が良くなっていくと心臓のリズムも整い不整脈が出にくい身体になることも期待できます。
自分に合った漢方薬を服用してみたいという方はお気軽にご相談下さい(ご相談はご予約にご協力ください)
また、不整脈以外にもいろいろな病気や症状でお悩みの方はお気軽にお問い合わせくださいね。
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