自律神経失調症は漢方で治せます!
いつもコラムをご覧くださりありがとうございます!
石川県白山市の「漢方専門 福の樹薬局」 薬剤師の伊藤です。
今回は「脱毛症」についてのお話ですが、メイン(主訴)のご相談ではなくても、随伴症状の中にしばしばお悩みとして登場するんですよ!
脱毛症とは?
人間の髪の毛は毎日少しずつ抜け落ちて、新しく生えてきます。これにより見た目には変化がないように見えます。しかし、何らかの原因で抜け落ちる方が進んでしまうと見た目に変化が現れてきます。
ヘアサイクル(毛周期)ってご存知ですか?
1.毛髪には一定の寿命があり成長期・退行期・休止期を繰り返しています
2.成長期は約2~5年間、退行期は約2週間、休止期は約3~4ヶ月間です。
3.正常な状態であれば休止期を経て脱毛しますが、なんらかの原因で脱毛が早められるとヘアサイクルが乱れ脱毛症になります。
脱毛症は大きく4つに分けられます
=脱毛症の種類=
壮年性脱毛症・・・男性ホルモンが関与する脱毛症です。働き盛りの男性に多い脱毛症です
老人性脱毛症・・・老化による全身機能の減弱が原因とされています
円形脱毛症・・・ストレスなどが誘引となり自己免疫異常を起こして発生する脱毛症です
休止期脱毛症・・・毛根の毛母細胞が活動休止することで起こる脱毛症です。無理なダイエットや薬剤の影響で引き起こされます。
なかでも、円形脱毛症や休止期脱毛症、そのほか出産後の脱毛は免疫機能の異常やホルモンバランスの異常により引き起こされますので漢方薬が有効であると言われています。
漢方薬で脱毛症改善!
漢方薬には、
・血液循環改善作用
・抗ストレス作用
・免疫調整作用
があると言われており、これらの作用により頭皮の新陳代謝を正常にしていくことで発毛効果を促していきます。
それでは代表的な漢方を紹介します。
円形脱毛症、神経過敏、不安感、動悸、不眠症、便秘しやすいというかたには柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)という漢方があります。
産後の脱毛症、更年期障害、むくみ、ほてり、頭痛、肩がこりやすいというかたには、加味逍遥散(かみしょうようさん)という漢方をつかいます
脱毛症は、食生活や生活環境と深く関わりのある症状のひとつです。日々の抜け毛をを気にするのではなく、身の回りの生活習慣に注意することが大切なんですよ。
脱毛症にもいろいろな原因があるように、漢方薬にもそれに応じた処方がいろいろあります!自分に合った漢方薬をお求めの方はお気軽にご相談くださいね。(要予約)
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