有機栽培と無農薬栽培について
コメの消費量が多い国では、新型コロナウイルス感染者が少ないという注目すべき論文が米国のオンライン出版の研究誌に掲載されていることを渡辺昌、東京農大客員教授(元国立がんセンター研究所疫学部長)らがまとめ発表しました。
論文の中で渡辺氏は、「コメ食者は腸内細菌が良く、免疫機能が高くなって感染を抑制しているのではないか」と指摘。
ウイルス感染対策として「特に玄米食やコメ糠の利用を」と勧めているという。
記事が2020年7月27日(月)の商経アドバイスの「時の声」に載っていましたので紹介します。
with コロナが叫ばれる中、新型ウイルスに感染しないように自己免疫力を高めることが大切になっています。
それには当農場がかねてから発信している、有機栽培米の玄米食、または食べる米ぬかを利用することで腸内環境を善玉菌優位に整えることが有効である。
また、これらを利用した発酵食品も腸内環境を整える有効な食品と考えられています。
玄米食や米ぬかには人体に有用な成分をたくさん含んでいます。その中でもIP6(イノシトール-6-リン酸)は米ぬかの中に含まれていて天然の抗ガン物質とも呼ばれています。
米ヌカ健康法など多くの学者がその有用性を証明しています。
しかし、米ヌカは玄米の部分では最も残留農薬の蓄積される箇所としても証明されていま す。
利用するにあたって注意しなければならないことは、最近のコメを栽培するにあたって化学肥料、農薬を多用した慣行農法で栽培されたお米がほとんどです。
これらの米に含まれる残留農薬のほとんどは米ヌカ部分に蓄積されています。
玄米食や食べる米ぬかを利用する場合は、農薬、化学薬品、化学肥料を全く利用しない有機栽培のお米や米ぬかを利用することをお勧めします。