痩せるために最適な運動の考え方

中田和宏

中田和宏

テーマ:健康情報




「頑張る運動」より「整える運動」へ


「痩せるためには運動しなければいけない」
そう思って、きつい運動を無理に続けていませんか?
実は、痩せにくい人ほど“運動の選び方”が合っていない ことが多く見られます。
特に40代以降は、若い頃と同じ運動をしても、思うような結果が出ません。
ここでは、最新の代謝の考え方と、体の仕組みから見た
「本当に痩せやすい体を作る運動の考え方」 をお伝えします。

① 「たくさん動く=痩せる」はもう古い

長年、「運動量を増やせば痩せる」と信じられてきました。
しかし近年の研究では、運動量を増やしても、1日の総消費エネルギーは大きく変わらない ことが分かっています。
体はとても賢く、運動量が増えると、
他の活動を無意識に減らす
基礎代謝を抑える
エネルギー消費を効率化する
といった「適応」を起こします。
そのため、
「たくさん運動しているのに体重が減らない」
という現象が起こるのです。

② 痩せる運動の目的は「カロリー消費」ではない


ここで、運動の目的を一度見直してみましょう。
痩せるための運動の本当の目的は、
カロリーを消費することではありません。
本当の目的は、
血糖値を安定させる
インスリンの効きを改善する
筋肉を守り、基礎代謝を維持する
慢性炎症やストレスホルモンを下げる
こうした 「痩せやすい体の環境を整えること」 にあります。
この視点に立つと、選ぶべき運動は自然と変わってきます。

③ 痩せやすい体を作る「最適な運動」の条件


痩せるためにおすすめなのは、次の3つを満たす運動です。

1)血糖値を乱さない運動


息が切れすぎる運動や、限界まで追い込むトレーニングは、
血糖値を上げるホルモン(コルチゾール)を増やしやすくなります。
おすすめなのは、
少し息が弾む程度のウォーキング
会話ができるくらいの強度
20〜40分程度
「終わったあとに心地よい疲れが残る」くらいが理想です。

2)筋肉を減らさない運動


体重が落ちない人ほど、筋肉量が落ちていることがあります。
筋肉は、血糖を取り込み、代謝を保つ重要な器官 です。
激しい有酸素運動ばかりではなく、
椅子から立ち上がる動作
太もも・お尻・背中を使う動き
自重で行う軽い筋トレ
を取り入れることで、「燃えやすい体」を維持できます。
目安は、週2〜3回、1回5〜10分 でも十分です。

3)続けられる運動


最も大切なのは「続けられること」です。
きつすぎない
時間を取られすぎない
生活の一部としてできる
この条件を満たす運動こそが、結果につながります。

「毎日1万歩」よりも、「毎日10分、体を動かす習慣」 の方が、血糖値や体重には良い影響を与えます。

④ 運動のタイミングも大切


痩せやすい体を作るためには、運動する時間帯 も意識したいポイントです。
おすすめなのは、
食後30分〜1時間後の軽い運動
朝の軽いストレッチや散歩
これらは、食後血糖値の急上昇を抑え、
脂肪が蓄積しにくい体づくりにつながります。

一方で、
寝不足の日
空腹での激しい運動
疲労が強い状態での運動
は、かえって逆効果になることがあります。

⑤ 「運動=痩せるための罰」にしない


痩せない方ほど、
「食べたから運動しなきゃ」
「太らないために運動しなきゃ」
と、自分を追い込む傾向があります。
しかし、運動は 体を整えるための味方 です。
血流を良くする
自律神経を整える
睡眠の質を上げる
ストレスを軽減する
これらの積み重ねが、結果として体重に表れてきます。

まとめ:痩せる運動は「控えめでいい」


痩せるために必要なのは、
頑張りすぎない
血糖値を乱さない
筋肉を守る
毎日続けられる
そんな 「控えめで、賢い運動」 です。
体をいじめる運動ではなく、体が安心できる運動を選ぶこと。
それが、
「運動しても痩せない」状態から抜け出す、いちばん確実な近道です。

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中田和宏
専門家

中田和宏(鍼灸師)

トキの森鍼灸院

初診時のカウンセリングでどんな状態か明確にし、できることを説明します。施術計画を立てて最適な施術を提供します鍼灸治療にたずさわって約40年のベテラン鍼灸師が優しく対応しますお困りならまずご相談を!

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