くびこり肩こり肩甲骨はがし!はりでゆるめて自宅でストレッチ。びっくりするほど効果抜群!
先日コンサートに行ってきました。数グループが次々に演奏するタイプのコンサートで、トータル5時間のコンサートでした。
寒い日でした。
翌日の午前中、いつものように仕事をしていましたが、徐々に右の腰に痛みを感じ、体がどんどん左に傾いていきました。そしてその夜、左の首と肩が痛くなりました。重いものは持っていません。前日、寒い日に5時間座りっぱなしが原因で体がこわばってしまったのです。
つぼなかぢ院長の腰痛はストレス性が多いのですが、今回は筋・筋膜疼痛症候群。ストレス性なら対処可能で、一日ほどで治ります。そのやり方では今回の筋・筋膜疼痛症候群には効きません。
右の腰方形筋と腸腰筋に緊張が起こりました。つまりこの2つの筋肉にコリができたのです。
イスに座っているときは全く痛くありません。立ち上がろうとすると腰が伸びません。姿勢をまっすぐにしようとすると痛くてできません。やや前屈姿勢で左に傾いていると立っていられます。どこに鍼をすれば楽になるのかわかっているのですが、自分ではできません。
そこで使い捨てカイロを貼ることと、ストレッチを頑張ってすることにしました。
日に日に腰は楽になってきましたが、4日目から右のお尻から太ももの外側にピリピリした痛みが出てきました。コリがお尻の小殿筋にできたようです。腰をかばって生活しているとこうなります。
対策として骨盤ベルトをしました。骨盤ベルトは仙腸関節性腰痛や殿筋由来の腰痛に使います。妊娠時の腰痛に使うトコちゃんベルトと同じ原理です。使った2段締め骨盤ベルトは、トコちゃんベルトよりはちょっとかっこいいデザインをしています。
そのかいあって5日目には腰痛はなくなりました。ストレッチと使い捨てカイロは終了し、骨盤ベルトだけになりました。
6日目にはベルトを外して仕事ができるようになり、7日目にはすっかり痛みはなくなりました。ちなみに左の首と肩の痛みは2日目ぐらいになくなりました。
今回の腰痛は原因がはっきりしていたこと、痛む動作を分析してコリができている筋肉を特定し、その筋肉のストレッチを行い血行改善(冷え取り)として使い捨てカイロをしよう、二次的に起こった臀部と大腿の症状には早期に骨盤ベルトで保護することで全治1週間でした。
鍼をしていれば1~2回の施術で治ったはずです。今回は鍼をせずに(自分じゃあできなかった)いろいろやってみました。
振り返ってみて思うことは、座って観覧している時の姿勢が悪かったこと。会場の椅子と私のお尻の相性が悪かったのでしょうか、しょっちゅう右に左にと体重移動していました。足を組みなおしたり浅く座ったり深く座ったり。それから寒い日にもかかわらず防寒を怠っていました。疲れもあったようですが楽しみにしていたコンサートでした。
体調はその時々で変化しています。気候や気温、姿勢やおかれた状態などで体が受けるリスクは変わります。万全を期してと思いますが、無理ならできるだけのことをして遊びに行きたいものです。
悪くなったら早く対処することで早く軽くすみます。状態がわからないなら信頼のおける鍼灸師にアドバイスを求めるたり、ひどい場合はすぐに病院を受診しましょう。