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栗山勇次プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

失敗しない塗装工事の為に②

栗山勇次

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テーマ:外壁塗装の話し

 ポイント② 塗料グレードの選択
外壁に使用する塗料は、種類が多い。
一般に塗料の違いは、ただ単に耐久年数の違いだと思っている人が多い様ですがこれは少し違います。
いろいろな特長があるので、必ず特長を聞いてから、判断して下さい。
塗料の種類と特長
塗料は、塗る下地(サイディングやモルタルなど)の種類によって、それに適したものを選択しなければなりません。
下塗り塗料(既存塗装面と新規塗料をつけるための接着剤)
①シーラー・プライマー 一般的な下塗り材 錆止め等も含まれる。
②エポサーフ 下地状態の悪い窯業系サイディングに使用される。
③微弾性サフェーサー モルタル壁に使用される。(効果がたかい) 

塗料のグレードについて


中塗り 上塗り塗料
①アクリル樹脂 (耐久年数 7年~10年)ビニール系の着色塗料で、撥水性に優れている
十年位前までの新築はアクリルが主流
②ウレタン樹脂 (耐久年数 8年~12年)
  密着性にすぐれ付帯部の標準に使うハフスメーカーも多い
②シリコン樹脂 (耐久年数 10年~12年)
  シリコンは汚れが落ち易い。多機能・低汚染型。。
最近はシリコン系か遮熱シリコン系が主流。
③単層弾性(シリコン)系 (耐久年数 10年~12年)
主にモルタル壁用 ゴム質の着色材で弾力性に優れている
④セラミック系 (耐久年数 12年~15年)
通常のシリコン系に微量のセラミックパウダーを入れたもの
⑤フッソ樹脂 (耐久年数 12年~15年以上)
テフロンと同等 耐久性は永いが再塗装が困難。
⑥無機塗料 (耐久年数 15年~20年以上)
奇跡の塗料と呼ばれる超高耐久塗料
⑦光触媒塗料や遮熱塗料(耐久年数 12年~15年)
機能型塗料と呼ばれるもの 太陽光の反射や汚れ防止等。 
最近は遮熱塗料の割合が急増
まだ、何種類かありますがここでは省略します。
まとめると「塗料は良いものを使いますから期待して下さい」と業者に言われても必ずグレード(品質)を確認する事をお勧めします。
グレードの違いで、かなり値段が変わります。
大手は、独自の名前(中身は市販品)を付けているが、全てどれかのグレードに、当てはまるので絶対確認すべし。 悪質な業者は、契約した塗料と違うものを、平気で使う
お奨めの塗料は、やはり市販品。当社でもグループでオリジナル塗料を持っているが個人的にはあまり推奨していません。

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栗山勇次
専門家

栗山勇次(塗装職人)

株式会社ワークアート

素人に分かりにくい塗装の仕組みや見積もりの仕方を、月2回の勉強会で説明。職人教育にも力を入れ、明るく何でも相談できる職人を育成。下処理から塗りまで、プライドをかけた仕事で、建物の保護と美観を守ります。

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