自分より優秀な人に出会ったとき 自信がなくなる コミュニケーション&マナー教室「TALKNAVI」西宮
20代の生徒様から「他人から嫌われたくないので話すことが怖い」との相談を受けました。このような相談は特に若い世代の方に多いですね。
ただ「他人から嫌われたくない」という心理は裏を返せば「誰からも注目されたい」という心の表れなのですよ。
年代を経るとそれが不可能で意味のない悩みであることに気付きます。食べ物に好き嫌いがあるように人間にも好き嫌いがあります。10人いればあなたを嫌いと言う人が1人、好きと言う人が2人、どちらでないと言う人が7人いると言います。この数字に対抗しても嫌いと言う人から好かれる可能性は少ないです。
「好き」「嫌い」は、どちらをとっても「相手に関心がある」ときにおきる感情です。好きだったけれども自分の思い通りにならなかったりすると憎悪の感情に変わりそれは「好き」から「嫌い」に変わります。相手に関心があることに変わりはありません。
皆に好かれたいという思いは常に嫌われることへの不安をもたらします。人間関係に相当量のエネルギーと神経を注がなければなりません。
相手に関心があると「好き」「嫌い」と言う感情が生まれます。好かれても嫌われてもその感情は”あなたに興味がある”という強い圧力になり結局はその感情を受け入れなければならないあなたの大きな負担になります。
女優のメリルストリープさんは「世の中に知られていないという匿名性は宝です」と言っています。女優になって「隠れる事」を覚えたと言います。
世の中の全ての人から興味関心を持たれないとさみしいですか。あなたが自分らしくいられる”自由”と引き換えにするほど価値のあることなのでしょうか。
自由でいるためには万人から興味、関心を持たれないほうがいいのです。
一番好ましい形は本当に大切にしたい人にだけ興味関心を示し相手からも同じように興味関心を持たれること。それ以外の不特定多数の人たちからは中間的=「好き」でも「嫌い」でもないという存在になることです。
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実績
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
話し方・コミュニケーション教室「TALKNAVI」代表
元アナウンサー
話し方講師
マナープロトコール講師
コミュニケーションカウンセラー
全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp