依頼を断るときの丁寧な言い方 話し方・マナー講師永田之子

永田之子

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テーマ:話し方

こんにちは。永田之子です。今週の教室の花は「カラー」。美しい貴婦人のような花ですね。今週いらっしゃる生徒さんをイメージして選びました。
カラー

さて今日のテーマは「指示や依頼を断らなければならないときの丁寧な言い方」についてです。「断る」ということは相手の自尊心を傷つけやすいものですから誠実に断らなければなりません。相手の心に配慮したお詫びの言葉をまずは「クッション言葉」として使いましょう。

「大変申し訳ないのですが」
「ご指示に添えずに申し訳ないのですが」
「お役に立てずに申し訳ありませんが」
「お力になれずに申し訳ありませんが」
「期待に応えられずに申し訳ございません」

お詫びの言葉に続けて理由を言います。
「あいにく所用がありまして」
「本日までに仕上げる仕事がありまして」
「力不足でご迷惑をおかけするかもしれませんので」

「〇〇という決まりになっておりますので」
「社の方針でございますので」
「私の一存では決めかねますので」
「上司の〇〇に相談をいたしましてからご連絡いたします」

「一度持ち帰りまして改めてご連絡いたします」
「結論が出るまで少しお時間をいただきたいのですが」

どうしても断らなければならないときには相手の気持ちに配慮しながらお詫びの気持ちを込めましょう。そして「はっきり」と断ることが重要です。答えを長引かしてはいけません。

「ご希望には添いかねますのでこの度はお許しください」
「結構なお話しとは思いますが今回は見送らせていただきます」
「これ以上当社としては譲歩できかねますのでご勘弁をいただけますでしょうか」
「お役に立てずに申し訳ありませんがこの件に関しては無かったことにしていただきたいと思います」

その場で判断しにくいときには、答えを急がずにいったん持ち帰り時間をおいてから意向を伝えると言う方法にします。ただし断ることがはじめからわかっているならば時間をかけずに、その場で「はっきり」とお断りをするようにしましょう。

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■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp

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永田之子
専門家

永田之子(会話&コミュニケーションマイスター)

TALK NAVI

アナウンサーとしての経験と国際儀礼資格によるマナー知識を活かし問題を解決。クライアントに寄り添う丁寧な個人指導に定評がある。セミナー・研修・講演会活動のほか本の監修も行っている。

永田之子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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