【結婚式】NG服装マナーとマスクの色　話し方・マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。



今回は結婚式に参列する「女性ゲスト」のNG服装マナーについてご紹介します。

Q.結婚式の招待状が届いて最初にチェックすることは何でしょう。

A.「開催時間」です。

結婚式では「時間」によって服装や身につける小物が変わります。服装規定と言われる「ドレスコード」とはTPOに合った服装をすることです。

服装に統一感を持たせることで同じ価値観を持った人たちが快くその空間を共有することができます。

結婚式の終了時間が18時ころまでなら「アフタヌーンドレス」。それ以降の夜間であれば「イブニングドレス」が正礼装になります。

ただ正礼装は新郎・新婦の服装です。参列者は「準礼装」「略礼装」を着用します。18時ころまでなら「セミアフタヌーンドレス」それ以降では「カクテルドレス」などを着用します。その際スリットが大きく入った服装、ミニスカートなどはNGです。

昼間も夜間も結婚式の※式典ではボレロやストールでしっかりと肩を隠し、肌の露出を避けるようにします。肩が出る服装を選ぶときには必ず「羽織もの」を持っていくようにしましょう。

※結婚式は「式典」と「披露宴」の2つから成り立っています。式典は厳粛なものです。披露宴というパーティとは分けて考えましょう。

服装の色です。結婚式で着用してはいけない色は白とクリーム・ベージュ（遠目に白に見える色）・ピンク。ピンクは「花嫁の色」と言われています。新婦のお色直しで最も多く登場する色です。あまり知られてはいませんが覚えておくといいでしょう。

「花嫁よりも控えめに」を意識しましょうね。

黒一色の服装も気を付けなければなりません。特にツヤのない黒は喪の色になります。黒を着用するときにはツヤのある生地で、印象が華やかになるように小物や明るい色を加えるように工夫しましょう。

時間が関係なく着用できる服装は着物です。未婚の方は中振袖、既婚の方は訪問着などを着用します。未婚だけれども30代を超えていて「振袖に抵抗がある」という方は既婚に限らず訪問着を着用してもいいでしょう。

また「紬」は気負わない場所に向く普段着として好まれる着物です。高価な着物ですが格を重んじる結婚式にはふさわしくないので着用しないようにしましょう。

洋装の場合靴はヒールがあるものがマナーに合っています。3～7センチのパンプスがいいですね。ブーツやミュールは避けましょう。

タイツもカジュアル感があるのでNG。ナチュラルストッキングがお勧めです。小物の素材は爬虫類がNGです。靴・バッグなどに選ばないようにしましょう。

会場内に持ち込むバッグは小ぶりのバッグが原則です。大きなバッグはホテルのクロークなどに預けましょう。

昼間の小物では「光るものをさける」ことも忘れてはいけません。バッグや小物、アクセサリーもパールや琥珀、メノウなど、自らは発光せず光を受けて輝くものを着用します。

夜間は反対に光るものを身につけます。自らも光りながら照明にもきらめく宝石をつけましょう。

生徒様に「結婚式でのマスクの色」を尋ねられました。今のところ着用マスクに、はっきりとした決まりはありません。

私としては結婚式の形態にもよりますが「おめでたい席」ですので、式では白マスクをしたとしても、披露宴ではドレスに合わせたオシャレなマスクを着用しても全く問題はないと考えています。

ただたくさんお話をしたい場合には、お相手のためにサージカルマスクをする必要がありますね。「サージカルマスクとおしゃれなマスク」の二重マスク対策をしましょう。

結婚式の雰囲気がわからずにマスクの色に迷うときにも「白いサージカルマスク」を予備用にお持ちになればその場に合わせてマスクを選べます。

白いサージカルマスクには面白みはありませんが反感を買うことはありません。臨機応変に使い分けるようにしましょう。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp