相手を不快にさせない催促メール　話し方＆マナー教室「TALKNAVI」西宮

2022年5月18日公開 / 2023年2月5日更新

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：言葉遣い　マナー、会話術、対人関係療法

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こんにちは。話し方・マナー講師の永田之子です。

個人経営者になったという生徒様がお越しになりました。相談内容は「お客様に上手にお金の催促が出来ない」と言うものです。

言い方ひとつで、その後のお付き合いにも影響が出る催促の仕方。ただ基本を押さえればどんな状況であっても相手を不快にさせずに催促をすることができます。

ビジネスの「催促メール」では次のような書き方をすれば角が立ちません。

■「御無沙汰をしております。いかがお過ごしでしょうか・・・。」
→
「ご連絡をいただけませんでしたが、その後のご様子を伺いたいと存じます」
「先日請求書をお送りいたしました。お目を通していただけましたでしょうか？」
「○○をお引き受けいただきましてありがとうございます。その後の進み具合はいかがでしょうか？」
「○○の件でございますが、期限がきております。お急ぎいただけますでしょうか？」
「経理の者から急ぐようにと言われております。お忙しいとは思いますが、〇日までにお願いできますでしょうか？」
→ご多忙中とは存じますが、お返事をお待ち申し上げております。

よほどの事情がない限り、このメールで相手から何らかの返事が届きます。

角が立たない言い方の特徴は全て「選択肢を相手に任せている」点です。お伺いを立てることで相手に返事をするまでの時間や手間に配慮をしています。

プライベートでも催促の仕方は同じです。相手の心に働きかける言い方をするといいでしょう。例えば貸したお金の催促をするときにも、いきなり「返してくれる？」ではなく「タクシー代足りた？」などという言い方をすれば、相手は必ず借りていたことを思い出します。

相手に何かを催促するときには、相手の気持ちになって「言葉を慎重に選んでから」話をすればその後の流れもスムーズにいきます。

言い方ひとつで今後の人間関係が変わります。相手の心情に配慮したスマートな催促の仕方を身につけましょう。

■体験レッスン
話し方＆コミュニケーション・マナー
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(近況）
千葉県警察本部　警察官への講話　2018年　2019年
千葉県公立学校教頭会　教頭先生への講話　 2022年

演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp