兵庫・神戸・西宮の話し方教室 個人レッスン元アナウンサー永田之子
■元アナウンサーの「話し方&マナーの個人レッスン」芦屋・神戸
西宮北口駅徒歩1分
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こんにちは。永田之子です。
生徒様に「先生は人前で話すときに緊張しないのでしょうね」とよく言われます。そんなことはありません。アナウンサー時代、初のテレビ出演で「マイクを持つ手が震える」という経験をはじめてしました。
ただその後わかったのですが適度な緊張感は、良い仕事をする為に必要な要素なのだそうです。適度な緊張感を上手に使えば、引き締まった質の良い仕事ができます。
緊張感がなくなると、とたんに「読み間違え」や「単純ミス」が起こることも知りました。実は緊張することよりも「慣れすぎる」ことのほうが怖いのです。今回はそれを知ったうえで「大きな緊張感を和らげる方法」を考えてみましょう。
1.原稿を熟知する
2.自然体で臨む
3.環境に慣れておく
4.自分の役割を果たす
5.緊張している自分を認める
6.腹式呼吸で話す
7.体の緊張感をほぐす
8.音楽を聞く
9.本番前30分は食事をしない
■原稿を熟知する。これが一番緊張感を取り除く方法です。原稿ができたならば練習、練習 また練習をして内容を熟知しましょう。ただし完全暗記はしないようにした方がいいです。ハプニングがあったときにアドリブがきかなくなるからです。
■自然体で臨む
そもそも緊張するとはどういうことなのでしょうか。「人の評価を強く意識した状態」のことを言います。「よく見られたい」という意識の表れですね。ですから背伸びをせずに今の自分ができることを精一杯こなせば、十分な力を発揮することができます。
■環境に慣れておく
環境に慣れておくことも大事です。最寄り駅に行ってみたり、職場や会場などの下見をしておくと安心して本番が迎えられます。会場内を歩き回ったり、建具や、家具、壁、什器、マイクなどに触れておくことも、会場慣れする効果的な方法だと言われています。
また客席に行って椅子にも座ってみましょう。自分の立場を一方向からだけでなく、広い視野でとらえることができます。知らない部分がはっきりすることで、恐怖や不安が和らいでいきます。その場の雰囲気や環境になじめばなじむほど緊張感はなくなります。
■「自分の役割」を果たす
自分の役割に集中することで緊張感は驚くほどほぐれていきます。例えばプレゼンで発言するときに一番大事なことは何でしょう。「プレゼン内容」です。内容で結果を出すことが最も重要です。自分の役割を果たすことに注目すれば緊張どころではありません。プレゼンの内容は十分に練習したはずです。それを伝えることだけに集中しましょう。
■緊張している自分を認める
今の状況を受け入れ平常心を取り戻すことが大切です。「緊張してきたな・・・」と思ったら、そんな自分を観察します。
「ドキドキしてる」
「汗をかいている」
「手が冷たくなってきた」などです。
「緊張なんかしていない」と否定すると、よけいに状況に反発を感じ不安になります。その結果自分を見失うことになります。
そういえば俳優さんが大舞台で緊張したときのとっさの対処法も「あがっている自分を認め、受け入れることでその場をしのげる」と言われます。自分の気持ちに耳を傾け震えたりおびえたりする感情は「当たり前のこと」だと理解するといいでしょう。
■腹式呼吸で話す
実は一人に話すのと人前で話すのとでは「話し方」が違います。「対話」「会話」と「おしゃべり」の違いと言ってもいいでしょう。目的をもって話すのが「対話」「会話」。目的なくただ話すのが「おしゃべり」です。
呼吸法も違います。「胸式、肩式呼吸」は1人に話すとき。多数の場合には「腹式呼吸」を使わなければなりません。腹式呼吸でないと大きな声、続く声は出せません。胸式、肩式で長く話せば、すぐにのどが涸れてしまいます。
■体の緊張感をほぐす
緊張には「心」と「体」の緊張があります。体の緊張をほぐすと相当な「リラックス感」が出てきます。緊張すると体がカチカチになります。心臓もドキドキします。すると手が冷たくなります。その体の部分の緊張感を取り除きましょう。
人前に出る前に準備体操をするといいですよ。
・腹式呼吸をする
・軽く運動をして血流を良くする
・歩き回る
・ぴょんぴょん体操をする
・指を大きくふる
・手のひらのマッサージをする(緊張をほぐすツボがいくつかある)
体が温まってくればしめたもの。緊張感は大分緩んでいます。
■音楽を聴く
多くのスポーツ選手がしているように、イメージトレーニングをすることも緊張感を和らげます。この効果の良いところは、リラックス感と日常感を得られること。「最高のパフォーマンス」は普段通りにやれることです。最大限の力を発揮するために音楽で心を穏やかにすることができます。
■本番の前30分は食事をしない
食事をすることで心臓のドキドキが大きくなったり、眠くなったりします。できれば本番の1時間前までには食事を済ませておくことをお勧めします。
最後にもう一つアドバイス。緊張する人は、自分を否定する人に注目しています。人前に出るときには「全ての人が自分の味方♪」だと考えて肯定してくれる人(うなづきながら聴いてくれる人など)に意識を向けて話しましょう。気持ちが楽になりますよ。
■体験レッスン
話し方&コミュニケーション・マナー
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/
■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
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(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp