大人の「ひな祭り」の過ごし方　3月3日　話し方＆マナー講師永田之子

こんにちは。永田之子です。

生徒様から「毎日を楽しく過ごすには何をしたらいいですか」と言う質問を受けることがあります。毎日を楽しく過ごすには「メリハリある生活を心がける」ことです。

同じことを、ただ繰り返しているだけでは同じことしか起こりません。だいたいの見通しがついていることに人は、ワクワク・ドキドキしないものです。

毎日の生活に「変化」をつけましょう。

「旧暦のある暮らし」を取り入れてみませんか。「年中行事」や旧暦の「二十四節気」「七十二候」。変わりゆく季節と自然の中に身を置いて丁寧に生きることでメリハリある毎日が過ごせます。

今日は3月3日「ひな祭り」。5節句の中の「上巳」（じょうし）といわれる「桃の節句」です。

ひな飾りには、次のようなスタイルがあります。
・七段飾り
・三段飾り
・親王平飾り
・収納型飾り
・ガラスケース入り


最近では陶器で高級感もありコンパクトな「親王平飾り」に注目が集まっています。

お祝いの仕方は様々ですが、ひな飾りがなくても、ひな祭りは楽しく過ごせます。

・桃の花

・ひし餅

・ひなあられ
・白酒
・ちらし寿司
・はまぐりの潮汁

どれか一つでもいいので取り入れてみましょう。おやつに「ひし餅」や「ひなあられ」を食べたり夕食に「ちらし寿司」を食べたりするだけで、ひな祭りの気分が味わえます。

桃の花を飾ることや、お吸い物に、はまぐりを使うことなど、全てのことに「いわれ」や「意味」があります。魔除けやけがれを除く、滋養強壮など歳時記には、先人の知恵がいっぱい詰め込まれています。

この機会に詳しく調べてみるのも楽しいものです。

今日は「ひな祭り」。女の子の健やかな成長を祝う日です。女の子同士が、お互いの家を訪問してお祝いをしたりします。

大人になると少しづつ遠ざかってしまう「ひな祭り」。女性同士、今人気の「ホテル女子会」で楽しいひな祭りを過ごしてみるのもいいかもしれません。

9月9日のお節句のお話しも付け加えておきましょう。「重陽の節句」と言われるお節句に、おひな様を飾る習わしがあることをご存知ですか。

古来中国では奇数が重なる日は縁起が良く、中でも一番大きな奇数が重なるこの日を特にめでたい日としてきました。

この日は「菊の節句」と言われ、菊を飾り、菊酒を飲みます。長寿を祝う日です。この日は「大人のためのひな祭り」と言われています。子供が大きくなったら、9月9日に自分のための「大人のひな祭り」を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp