「年賀状納め」のマナー 話し方・マナー講師永田之子

永田之子

永田之子

こんにちは。永田之子です。

昨日、大阪府岸和田市の「岸和田健老大学」で授業を行いました。今年初めての授業のテーマは「今年からやりたいこと」「今年からやめたいこと」にしました。

生徒様からは「やりたいこと」に対して「スポーツジムに通う」「妻が出す間食をやめる」など、いろいろな意見が出ました。その中で印象に残ったのが「年賀状をやめる」と言う意見です。

西宮教室の生徒様からも「年賀状をやめたい」という意見が1月は多く出ていました。若い人が年賀状をやめたい理由は「メールやラインですむ」「字を書くのが面倒」「はがき代が高い」などです。

また年配の方の理由は「字が書きにくくなった」「返事を書くのがしんどい」「付き合う人や物の数を少なくしていきたい」などです。

この年賀状を終わりにする言い方ですが「年賀状じまい」と言う言葉もいいのですが「年賀状納め」にすると少し終(しま)いかたも前向きな気持ちで行えます。

例えば最近言われている「エンディングノート」も「ハッピーノート」と言った人がいますが、気の利いたうまい言い方だと思います。

元気なうちにする行為なので、なるべく明るい言葉に換えて準備ができるといいですね。

「年賀状納め」は、これからの人間づきあいを、より豊かにするために「時代に合ったお付き合いをはじめましょう」という宣言です。

「年賀状納め」を書くにあたってのポイントです。
1.濁さずに「年賀状をやめること」をはっきりと伝える
2.特定な人ではなく、すべての人に向けて書いていることがわかるように書く(どなた様、皆様)
3.新たな連絡先を書く

自分の「メールアドレス」や「ラインの宛先」を書き添えることを忘れないようにしましょう。

「あけましておめでとうございます 昨年は大変お世話になりました 本年もどうぞよろしくお願いいたします 今までご丁寧な年賀状をくださいましてありがとうございました
 さて勝ってながら本年を持ちまして年賀状をどなた様に対しても控えさせていただくことにいたしました 今後はメールや電話でご交流をさせていただければ幸いでございます 以下に私のメールアドレス(ラインの宛先)を書き添えます 今後もより深いお付き合いをさせていただけることをとても楽しみにしております 末永くどうぞよろしくお願いいたします」

このような文章を自分なりにアレンジしてみてください。

なぜ新たな連絡先を書かなければならないのでしょうか。多くの生徒様から「年賀状納め」をいただいた感想をお聞きすると、どなたも少なからず「寂しさ」を感じているようです。

どんな事情があっても、相手から突然別れを告げられることは寂しいことです。「絶縁状を受け取った」と感じた方もいらっしゃいました。

新たな連絡先を書き添えるだけで誤解は解けます。「あなたと今後も人間関係を続けたい」という気持ちが「年賀状納め」にあれば相手は快くあなたの言葉を受け入れてくれるでしょう。「年賀状納め」をきっかけに、より豊かな人間関係がはじまります。

「年賀状納め」を送るタイミングですが、年賀状で、あるいは年賀状をいただいた後の寒中見舞いとしてお送りすることができます。寒中見舞いを送る期間は、一般的には松の内が終わる1月7日以降で1月8日から2月4日の立春までです。

■体験レッスン
話し方&コミュニケーション・マナーの個人レッスン
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/
永田之子
■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service2/5003537/
(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話  2022年

演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方&マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方&マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

■ホームページ→http://talknavi.jp

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

永田之子
専門家

永田之子(会話&コミュニケーションマイスター)

TALK NAVI

アナウンサーとしての経験と国際儀礼資格によるマナー知識を活かし問題を解決。クライアントに寄り添う丁寧な個人指導に定評がある。セミナー・研修・講演会活動のほか本の監修も行っている。

永田之子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

コミュニケーションカウンセリング、マナーと話し方のプロ

永田之子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼