グループでの会話＆コミュニケーションのルール　話し方＆マナー講師永田之子

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こんにちは。永田之子です。

グループでの話題選びや会話の進め方などについてのご質問は多いですね。どんな話題を選べばいいのでしょうか？

グループでの自分の「役割」を考えた話題を心がけるといいでしょう。自分がしたい話題ではありません。そんな話題は

・場にふさわしい話
・全員が参加できる話
・盛り上がる話

一部の人にしかわからない話はふさわしくありません。どうしてもしなければならないときには、話を知らない人に注釈や概要などを入れながら話します。そしてなるべく早く切り上げるようにします。

自分から話題を提供する場合には具体的にはどのような話題がいいのでしょうか？みなが笑顔になれる話題は次のような話題です。

「おもしろ話」
「役に立つ話」
「これって私だけ？」

「季節、旬の話」・・・。
「目の前に起きている話」
「最近流行っていること」
「グループに関する話」

特に皆の興味を集める話は、今まさに「生まれたて」の話です。「今朝」「さっき・・・」
経験談は話題として「最も価値のある話題」です。鮮度のある話題を提供しましょう。

ネガティブな話は人の気持ちを暗くし混乱させるものです。グループの集まりによってはやむをえないこともありますが、できる限り明るく楽しい話題を選ぶようにしましょう。

グループで話すときには人数が多い分、一人が話す時間は少なくなります。会話の負担が少ないのがグループ会話のいいところですね。

「何か話さなければ・・・。」と緊張する必要はありません。あなたが盛り上がる話題を振るだけで、ほかのみんなが話を膨らませてくれます。

最後にグループの会話で気を付けなければいけない気づかいを見ていきましょう。

■1人でいる人をつくらない

「みんなで話そう」という心掛けが大事です。昨年、教室の生徒様が小学校受験をなさいました。面接では「グループディスカッション」が行われます。課題を与えられ答えを皆で話し合って求めるというものです。

「学校に持ってきてはいけないものをみんなで話し合ってください」ディスカッションでは、このような課題が出ます。

先生方は、お子さまのどこを見ているのでしょう？課題の答えでしょうか？いいえ答えは出さなくてもいいと言います。

生徒の積極性や問題解決能力はもちろんですが、特にグループディスカッションでは「友達への配慮」を見ていると言います。

皆と仲良くできるか？
協働の精神があるか？
全員の意見を聞く気づかいがあるか？
自己主張だけではなく全員の意見を取り入れようとしているか？

そのあたりの人間性を見ていると言います。学校側は人への気配りができる生徒なのかどうかをグループ内での行動の取り方で知ることができます。

大人の世界も同じです。「全員がわかる話題を全員参加で話そう！」という気持ちを1人ひとりが持つこと。これがグループ会話では一番大切なことです。

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千葉県公立学校教頭会　教頭先生への講話　 2022年

演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表　コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。

■ホームページ→http://talknavi.jp