「なぜ学校に行くの？」子どもの質問への回答　話し方＆マナー講師永田之子

2020年6月2日公開 / 2022年12月26日更新

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：言葉遣い　マナー、会話術、対人関係療法

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こんにちは。話し方＆マナー講師の永田之子です。

子どもたちのランドセルや制服姿を目にするようになりました。日常の生活が少しづつ戻りはじめていますね。

コロナ禍の今だからこそ私たちが子どもたちに伝えなければならないことがあります。それは子どもたちからの「なぜ学校に行かなければならないの？」という質問への答えです。

答えはいくつかあります。

「恐怖や不安をなくすため」
「正しいことを知るため」
「自分が誰なのかを知るため」
「人の役に立つ人になるため」
「協働の精神を養うため」

知識や経験が多ければ、恐怖や不安を払しょくし前向きに物事を考えられるようになります。またそのように考えられる人は、自分自身を超越することができる人です。

人間の最高の生き方は「貢献しながら安定した暮らしをすること」。だから学校生活でその方法を学び「人も自分も幸せになれる方法を選べる人間」になれるといいんです。

一人で学んでも知識は得られますが「協働の精神」は得られません。仲間と助け合い協力していくことで目的は達成しやすくなります。

「社会に出るための準備の期間」が学校生活です。準備がなければ、大人になるためのスタート地点には立てません。

今は学校に行く意味が分からなくて当然です。しかしいつかきっと知識が自分を味方にしてくれたとき、心が強く持てたとき、人との関わりが自分自身の心の支えになっていることに気づいたときに、学校に行った意味が分かります。

理由がなければ誰でも辛いことや苦しいことはしたくありません。学校生活＝仲間と共に過ごすことで知識や人間力が身につく。限られた人との関係、居心地のいい場所にいるだけではそれらは得られません。

脳科学では「人は誰かの役に立つ」ことが自分の夢を叶えることよりも嬉しいと言います。

明るい未来に向かって歩くには恐怖や不安の多い毎日が続いています。そんな今だからこそ希望が持てる
「学校に行く理由」を子どもたちには教えてあげたいと思います。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

■ホームページ→http://talknavi.jp