コロナ禍の今・・。「エンタテイメント」について考えること　

2020年5月19日公開 / 2022年12月26日更新

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：言葉遣い　マナー、会話術、対人関係療法

■元アナウンサーの話し方＆マナー教室「TALKNAVI」西宮
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こんにちは。永田之子です。

先日、テレビでオーケストラを抱える代表の方が「エンタテイメント」について次のように話していました。

「このようなコロナ禍になってはじめて”エンタテイメント”は人にとって価値のないものだと気づいた。間もなく解散をします」。この言葉に衝撃を受けました。

言い切っていいものなのでしょうか？演じる人にとっても、それを観てきた方々にとってもこの言葉はとても悲しい言葉です。本当に「エンタテインメント」は価値のないものなのでしょうか？

「今はその時期にない」・・・。ただそれだけのことではないでしょうか？

人々に夢と希望を与えてくれるエンタテイメントの価値には何の変りもありません。わらをもつかむ瀕死のときに未来の夢は持てません・・・。この状況だけが「今ではない」ということではないでしょうか？

マズローの「自己実現」を思い出してみましょう。少し極端な捉え方をしてみると三角形の底辺にある基礎の部分・・・。人間にとって一番大切なこと。それは「食べること」です。食べることができてはじめて人は次の階段に進むことができます。

人は三角形の頂点に向かって歩いていきます。食べることの次に人が望むこと。それは「住むこと」です。安心して住むところができれば、その上の階段には「社会に所属すること」が待っています。

社会に所属すれば次なる目的「地位や名誉」→「自己実現」が欲しくなります。

「自己実現」の世界。自己実現の世界には仕事の充実、趣味や、趣向、こだわり、贅沢、癒しなどへのあくなき追及があります。「エンタテインメント」もこの中に入ります。

基盤をひとつづつ積み重ねて人は最後に自己実現にたどり着けます。

余裕がなければ「自己実現」の継続はできません。今、コロナの影響で心に余裕がない人が多くなっています。だから「待つこと」がとても大切・・・。

「今はその時期にない」・・・。耐えて耐えて待てば必ずそのときはやってきます。

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(近況）
千葉県警察本部　警察官への講話　2018年　2019年
千葉県公立学校教頭会　教頭先生への講話　 2022年

演題例　『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』

■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

■ホームページ→http://talknavi.jp