商談の席ではプライベートの話はしない方がいい？　話し方＆マナー講師永田之子

2019年12月8日公開 / 2022年12月9日更新

こんにちは。
話し方＆マナー講師の永田之子です。

商談をするとき、プライベートの話はしないほうがいいのでしょうか？するとしたら、どの程度まで話していいのでしょうか？

女性の場合は「全くしない」という方も多くいらっしゃるようですね。男性がお客様の場合には、特に距離を置くために気を遣っているようです。

この問題は「聴く力」に属する問題です。結論としては聴く力をつけ技術的な躱（かわ）し方を覚えるといいでしょう。

自分の意思を、かたくなに貫き「相手のペースには絶対に巻き込まれない」などとバリアを張れば相手はそれ以上入ってこないかもしれません。ただちょっとした会話の風穴から商談は成立していくものです。

親近感や共感、相手への信頼感などはこのプライベートの話から生まれることがあります。ちらっと人間性が見えたときに人は心を動かされます。

プライベートの話を全くしないで相手との心の距離を縮めることはできないといっていいでしょう。さじ加減が大事ですね。「踏み込まない、踏み込ませない程度に話す」ことがベストです。

「踏み込まれたな」と思えば上手に躱すようにします。「結婚はしていますか？」「結婚はまだです」と言ったら、さらっと違う話題を振るようにしましょう。

「そういえば先ほどから雨が降っていますね。」

再び結婚について聞かれたら「お話しするようなことは何もないんですよ」と困った顔をすればいいでしょう。

セクハラになるような言葉も、こちらの大人の躱しかた次第で軌道修正ができ円満にその場をやり過ごすことができます。

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■永田之子 YUKIKO　NAGATA
元アナウンサー。話し方＆マナー講師、コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングをを20年間で10，000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。話し方＆マナー教室「TALK NAVI」代表。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国からの受講生が集まっている。

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