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あなたの持ち方は大丈夫?上達を早める「正しいペンの見え方」解説

髙橋空晃

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テーマ:練習

教室で生徒さんと接していると、「自分の持ち方が正しいのか自信がない」という声を頻繁に耳にします。本を読んでも、横から見た写真ばかりで、自分が書いている時の「上からの景色」と一致しないため、迷ってしまうのも無理はありません。

実は、美文字への近道は、客観的な「正解の形」をなぞることではなく、自分自身の目で「指とペンが作る形」を正しくモニターすることにあります。

今回は、生徒さんの目線から見たチェックポイントと、道具による使い分けの極意を具体的にお伝えします。

1. 自分の目で確認!「上から見た」3つの合格サイン

練習中、ふとペンを止めて自分の手を見てみてください。以下の3点が揃っていれば、それは「動ける手」の状態です。書いている時の自...

「ペン先」が隠れていないか:

指がペン先に近すぎると、書いている文字が指で隠れてしまいます。ペン先から約2.5cm〜3cm上の位置を持てているか、視界を遮っていないかをチェックしてください。

「人差し指」のアーチが見えるか:

人差し指が『くの...人差し指がペンにしがみつくように「くの字」に折れ曲がっていませんか?指の背が緩やかなカーブを描き、ペンに優しく添えられているのが理想です。

「親指」が人差し指を追い越していないか:

上から見て、親指が人差し指の上に乗っかってしまうと、ペン先の可動域が極端に狭くなります。親指は人差し指よりも少し手前(自分に近い側)に位置していることを確認しましょう。

2. 「鉛筆・筆ペン・筆」で見え方はどう変わる?

道具が変われば、当然「理想の景色」も変わります。ここを混同しないことが上達の秘訣です。

鉛筆を持つとき:
少し寝かせ気味(45度〜60度)に持つため、手の甲が自分の方を向きやすくなります。

筆ペン・毛筆を持つとき:
これらは「立てる」ことが基本です。上から見ると、ペンの軸が自分に向かってくるのではなく、真上に突き出しているように見えます。また、筆の場合は「手のひらの空間」を広く取るため、ペン字の時よりも指の間隔が広がり、手全体がふっくらと丸みを帯びて見えます。

ペン字(ボールペン・デスクペン)のとき:
鉛筆よりは立て、筆よりは寝かせる(約60度〜70度)。この「中間の角度」をキープできているか、ペン軸が右肩を指しているかを確認しましょう。

3. 指先を「センサー」にする感覚とは

前述の「見え方」が整ったら、次は指先の「感覚」です。
「正しく持つ」=「しっかり固定する」ではありません。むしろ逆です。ペンは、親指・人差し指・中指の3点で「支えているだけ」の状態がベストです。

ペンを動かす際、指の第一関節がクッションのように柔らかく動いているのを感じてください。もし、書いているうちに指先が白くなっていたら、それは力が入りすぎているサイン。ペンは「握るもの」ではなく、指というセンサーで「転がすもの」だと意識を変えるだけで、線は劇的に軽やかになります。

4. 持ち方を整えることは、自分を大切にすること

「持ち方を直すのは大変そう」と思われるかもしれません。しかし、無理な持ち方で書き続けることは、手に大きな負担をかけ、書く楽しさを奪ってしまいます。

まずは一行書くごとに、自分の手の景色をチェックしてみてください。正しい景色が習慣になれば、指先の余計な緊張が消え、心まで解き放たれたような伸びやかな字が書けるようになります。
あなたの手が一番リラックスできる「黄金のバランス」を、一緒に見つけていきましょう

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専門家

髙橋空晃(ペン字講師)

神戸うはらペン字教室

初心者から検定合格を目指す方まで、少人数制のレッスンでわかりやすく指導。単に字を整えるだけでなく、字を書く楽しみを知っていただき、日常生活に作品を取り入れた彩りある生活を提案しています。

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