2020年が終わる
10年前と比べて明らかに進んでいるのは、目の老化だ。
元々視力がよかったので、やはり老眼は早かったかな。
4年ほど前に老眼鏡を作った。
まあ今も自分だけの生活でいうと、文字を見る時以外は特に不自由はない。
相変わらず、しょっちゅう行方不明にするし、外出時も忘れていくこと多し。
(100均で買った老眼鏡が2コに増えている・・・)
しかし、困るのは母の介護。
なにより、爪切り、口腔ケアでは、見えないとたいへん。
一定の距離で作業?できればいいのだけれど、爪切りでは母が動くし、口腔ケアでは、下から上からのぞき込んだりもする。
老眼鏡ではピントが合う距離が限られているので、裸眼、老眼鏡、最近愛用のハズキルーペ(1.6倍)、老眼鏡の上にハズキルーペ・・・の4パターンで、かけたり外したり重ねたりを駆使し、眼鏡はとっちらかり、時間がかかる。
なので、母のいい状態の時に初めても、そのうち眠ったり機嫌が悪くなったりしてしまうのだ。そうなると、後の移動や移乗がまたやっかいになって・・・
はぁ・・・
母の発病後のあの嵐のような日々を通り過ぎて、介護が長引き、母の症状が進んでも、経験を重ねることで得た心のありようやそれなりの知識、技術で、よりおだやかに、スムーズに過ごせるような気がしていた。(もちろん、より深刻な状況が次々起こるという覚悟はもって)
そんな風にはいかない。
自分も歳をとるのだ。
眼だけでなく、体力気力が衰える。
「老々介護」は、高齢の夫婦間の介護だけでなく、高齢になった子供世代が介護者の場合もだ。親世代が子世代の介護をする逆転の場合も。
周りを見回しても、そういうケースがどんどん増えている。
10年前にはわからなかったコトを、身をもって知っていくのだなぁ