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最後はどこで

坂部智子

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バス停近くの住宅地周辺に貼られているビラの文字が気になっていたら、新聞で、「看取りの家」建設計画があり近隣住民が反対している・・・と知った。
今朝の朝刊に「事業者が開設を断念」との記事があった。
その地域の住人ではなかったので、事業の説明も住民側の反対意見など
直接きいてはいないので、このケースについてどうこうは言わない。

でも、改めて「最後はどこで?」ということを考える。
そもそも上述のビラの文字に目が留まったのは、仕事柄あちこちの施設をのぞく中で最後、一人になったとして、自分の最後の居場所として、ココなら安心して過ごせるだろうなと思ったのが神戸のホームホスピスだったからなのだ。
自分で暮らすこともカラダも もう手に負えなくなって、残りわずかな日々なら、近くにこういう場所があったらいいなと思った。
最後にそばに、なじみの景色、なじみの食べ物、地元の友達がいて
頼れる専門のスタッフがいる・・・なら安心・・・と。

現在介護中の母(84歳 要介護4)のことを考える時とは矛盾する。
母は、最期は自宅でと決めている。
地域の小規模多機能施設でお世話になっているので、その時々の状況に応じて、デイやショートステイ、訪問介護サービスを利用し、自宅での生活ができる。
主治医に往診も頼める。
なにより、こんなんでも、私(娘)がいる。
これまで重ねてきた様々なやり取りから母の意思をくみ取り、決めていくことができる。
“その時”はまだもう少し先だと思っている(思いたい)ので、現実問題としてぶちあたる壁(?)は、まだまだ次々あるが・・・

そう、日々ぶちあたるたび、特に最近思うのだ。
私の時はどうするん? と。
10年経って、「介護」その先の「死」が、より自分自身にも近くなっている。
母の介護を通して、その先を考えている。
母が望むこと、と同じように、私だったらこうしてほしいを母にもしている。
たまに、それはいらん・・・という反応を受けつつも・・・

試行錯誤。
ずっとじたばたしている。
じたばたの足跡を、また残していこ。

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