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便りがないのは

坂部智子

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「便りが無いのは良い便り」というのに勝手に乗っかって、またまた更新が滞っている・・・スミマセン。

しかしまあ本当に母は、退院以来のおそるおそるから、そろそろ、ぼつぼつ、どうにかこうにかと回復してきている。
月に1度の体重測定で、今回はなんと久方ぶりに増加していたのだ。
誤差の範囲?というほどの微々たる値ではあるけれど。
インフルエンザ予防接種を受けに行った時にそのことを報告すると、
「ほぉ、そらよかったなぁ~」と、新しい主治医のセンセイがとても喜んでくださった。
「誤嚥性肺炎の後からまたちょっとずつ食べられるようになって、体重が増えるとは、そら立派なもんや」
うれしかった。
こんなちょっとのことでも、どんなにうれしいかをちゃんとわかって返してくれて。
本当によかった。
母も注射の痛いのをがんばってガマンして、「大丈夫?」ときかれて「はい」とちゃんと返事もしていた。
ありがたいです。
この通院もまたまた夢の「Wお姫様抱っこ送迎!」で実現したのでした。
ありがとうございます。

母が元気だと、元気できげんよくいてくれると、もう本当にそれだけでなにもかもがよくなる気がする。
うれしくて、週末の帰宅に合わせて、いちごとプリンを買った。
まだ季節的にいちごは高価だ。
しかもプリンもモロゾフプリンを奮発した!(いつもは100円プリン・・・)
一口食べた時の母のあの顔、あの大きな目!
口を横いっぱいに広げてにか~っと笑うから、端からプリンが垂れてくる。
おいしい?「はい~」と満面の笑み。(しかもなんで?かしこまってる?)
そう、この顔が見たいから。
このひとときがほしいのだ。
母が覚えていなくても、過程は自己満足でも、この瞬間の母の笑顔だけは真実。
ココを切り取って、自分の心の大事なアルバムにいっぱい貼り付けて行きたいと思っているのだ。
やっぱり自分勝手かな・・・

いろいろある。わかっている。
一喜一憂はしないほうが、「憂」の時の落ち込みは軽いのかもしれない。
それでも、私はやっぱり、これからもたぶん小さなことに喜んで、またなにかおこったら泣いて・・・を繰り返すのだと思う。
周りを振り回してしまうともわかっているけれど。

仕事で毎日いろんな介護の現場に出会う。
年齢も状況も環境もさまざま。
どうしたらいいのか、どうしたらそれぞれの「のぞむ暮らし」を実現できるのか、
何かの役に立てているのか・・・
頭もココロもいっぱいになる。

でも、でも、
けっして、わかったようにはならないでいようと思う。
母のことで、改めてそう思う。
経験や心構えなんて、たいした役には立たない。
大事なのは、今。
母は、今を、その瞬間を重ねて生きている。
今につながる母の人生を、
その人それぞれの人生を、
わからないけれど、
本当にはわからないからこそ、
大切なのだと思える。

そんな積み重ねで、私の人生もつなげていけたらと思う。

なんか、わからん話になりましたが、
もうちょっと具体的な話がかけるように、ためずに、更新がんばります・・・いつもいつもスミマセン

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