2020年が終わる
先日亡くなられたAさん(要支援2、80代女性、独居)
お風呂場で倒れていたということだった。
浴槽用踏み台や手すりの設置などの対応はしていたが、
他にできることがもっとあったのでは・・・と悔やまれる。
一人で入浴していて、もし何かあったら危ないからと、
ヘルパー訪問時に入浴するか・・・などの案が、
つい数週間前の担当者会議でも出ていたのだ。
しかし、
「入っている時に声かけられたり、気にされたりしたら、せからしいてかなわん」
「好きな時に入りたいし」
「よう気ぃつけて入るから、大丈夫」
と、Aさんがおっしゃるので、
しばらく様子をみて、また次回の検討にしましょう・・・ということになっていたのだ。
なのに・・・
命ほど大切なモノはない。
日常の暮らしの中で、今まで積み上げてきた生活、
自分なりのペース、こだわり・・・
「その人らしい暮らし」も大切にする中で、
何を優先させて、どれだけのことを変えていくか、受け入れてもらうか・・・
試行錯誤を重ねるその途中で、ふいに断ち切られてしまうことが
どれだけあるのだろうか・・・
いろんな関わりの中で、たくさんの後悔がつのっている。
感謝してもらえることがあっても、
つのるのは後悔ばかり・・・