2020年が終わる
父が元気だったころ、母の代わりに家事をするようになって、凝り性から、ついにはパン焼き器でパンまで焼くようになっていた話を以前書いた。
(懐かしの「しげジイ食堂」ネタで。
http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/column/16770/
http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/column/16861/
http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/column/17103/
今、読み返したら、いろいろ思い出されて、いかんいかん・・・
まだ父は何の不調も無く、のんきに過ごしていたあの日々・・・)
父の葬儀の後、このパン焼き器が目に入ると、涙のスイッチが入ってしまうので、棚の奥にしまいこんでいたのだけれど、この前ふと、パン焼こかなという気になった。
友人から届いていた、「カタログギフト」のページを繰っていたら、「パンづくりキット」なるものを発見したのだ。(しかも、父が大好きだった“ドンク”の)
パンを焼くといっても、元々パン焼き器が、勝手にこねて寝かして焼いてくれるので、することは、ただ材料を計って入れるだけ。
それでも横着モノの私は、計るのが面倒で、涙スイッチがおさまってもなかなかパン焼き器をひっぱり出してくる気にはなれなかった。
「このパン作りキット(パン屋さんのこだわりミックス粉)」を使えば、袋を開けるだけで、あとはパンの種類によって、水や牛乳を足すだけ。(まあそこは、いちおう量らなアカンけど)
ちょっと贅沢ではあるけれど、ギフトとして届くので、パン焼き器復活(おおげさ)のきっかけになればと、注文したのでした。
で、届いて、さっそく焼いた。
焼けた。
やっぱり形はちょっといびつだったけど、サクッとしてとてもおいしかった。
(フランス食パンミックス使用)
母も「おっ!!(おいしい時の声)」を連発して、いっぱい食べた。
(こんなんあるん知ってたら、ぜったい父も喜んで作ったやろうにな~・・・と、ちょっとスイッチ入りかけてしまった・・・)
まだあと9回はこのキットを使って焼けるので、しばらくパン焼き器の出番は多そうです。
そしたら、また日常の風景に、フツーになじんでくるかな。
…もうすぐ8か月になる。