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最近の母

坂部智子

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母は、週末家に帰ってくると、その日によって場所は変わるのだけれど、
天井のどっかをジッとみる。
いつもの食卓椅子に座って、おやつや食事の用意をしている間、
首を後ろにのけぞらせて、一点をジッとみている。
この前は、一点を見ながら、「おと~さん~」と、3回呼んだ。
たまに、呼ぶときはある。
そんな時は、「おとうさんおるん?」とか、
「おとうさんやね~」などと、適当にさらっと応えている。
この前も、「はいはい、おとうさんおるね~」と返事した・・・ら、
いきなり、見上げていた首をまっすぐにして、真顔で、
「死んでますっ」と言った。
「???」
その後は、また上を向いて、もにゃもにゃなんやら、つぶやいていたけど。
あ~~、びっくりした!!!

インフルエンザの予防注射も受けてきた。
車いすで、またあの坂道をえっちら登って、駆け降りて。
今回は、痛いとも言わず、針をさされてもボ~っとしてた。
でも、「さかべサン」と呼ばれたら、ちゃんと「ハイ」と言っていた。
待合室の椅子には、一人でしっかり座っていたし、
帰りに寄った薬局屋さんでは、顔なじみの薬剤師さんに「覚えてますか?」
と聞かれたら、「知ってる」と言ってた。

変わったこと、変わらないコト、
できるコト、出来なくなっていること、
いろいろ混在している。
あっちが出たら、こっちがへっこんで、
規則性も整合性も何もなく。
ひとつひとつに、意味をもたせることなく、
ただ、その瞬間をそのまま受け止める。
そうしていたら、どの瞬間も、その時だけのモノになる。
大事に思えるようになる。
そして、一緒に笑える。

週末が楽しみ。
そう思える、シアワセ。

そうは言っても、急に寒くなったときは、
いきなり朝歩けなくなって、一人ではトイレから連れて出るだけで力尽きて、
送迎車が来るまで、玄関にへたり込んで、そこで朝ごはんを食べた。
なんともみじめな気持で、申し訳なくて、カナシカッタ。
そんな時もある。
いろいろある。

なかなかコラム更新滞ってて、タイムリーにお伝えしてなくて、
そっちも反省しかり・・・
(言い訳その一、メガネのせい・・・やっぱり、まだすごい疲れる・・・)
(パソコン画面、見たくない・・・)
(メガネの顔は、だいぶん見慣れました。)

ぼちぼちいきます。

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