2020年が終わる
畑に行ってきた。
父の畑になんて行ってしまったら、涙なみだでエライことになるんちゃうか…とビクビクだったけれど、「今年の夏野菜の計画」が、父のノートにしっかり書き込まれているのを見つけてしまったので、兄に引っ張られて行ってきた。
父が植えたニンニクにタマネギ。
風に煽られて、あっちこっち向いてる…
蕪は、見事に菜の花が咲き誇っている。少しのタイミングのずれから、成長が遅れて、そのまま放りっぱなしになっていたのだ。
例年のように、父が地道に世話をしていたら、絶対に起こらなかったこと。畑で咲き誇る菜の花は、不本意だろうな…
申し訳なさでいっぱい。
兄の発案で、蕾は全部摘んで、葉っぱも取って、咲き乱れてる花も全部刈った。
蕾はおひたしに、葉っぱはじゃこ炒めに、そして花は花瓶に山盛り活けて、お供えした。
菜の花づくし。
今年だけのコトにしなければ。
父がいなくては、とても畑なんて、出来ない…と、思ってた。
でも、行ったら、目の当たりにしたら、絶対ちゃんとやらないとと、思った。
父が大事に大事にしてたのを、荒れさせるわけにはいかない。
そう思ったら、ちょっと(だけ)元気が出た。