2020年が終わる
さっき病院から帰ってきた。
ひとまず、父は入院することになった。
朝、全く歩けなくなった父を、おぶってもらって、なんとか車に乗せて、外来の化学療法室へ行った。
事情を説明するまでもないぐらいに、父の様子だけで、今日の抗がん剤治療は中止で、バタバタと話がすすみ、入院することになった。
稀なケース⁇の副作用がからんで、転倒やらのショックと重なり、下痢、食欲不振、気力低下による、脱水、栄養不良…で、衰弱…となったよう。
点滴での栄養補給も始まり、「安心した」…と、かすれた声で父が、少し笑った。
こらこら、
今朝まで、入院はイヤや、一人で留守番で、オムツで全部するのでも家がいいんや…と、頑なやったんは誰や〜
ホントにもう、お騒がせでした。
ツカレタョ…
途方にくれて、どれだけ泣いたか…
もちろん、いつか、こんな日が来るコトになると、頭の中では知ってた。
でも、いくらなんでも、こんな、
退院して一週間も経たんうちになんて…と、受け入れられないままの展開の早さに、心も頭もついていけなくて、途方にくれてただけだった…
原因がわかっているので、対処して、栄養補給して、体力つけたら、回復すると言ってもらった。
父は、点滴を受けながら、私が差し出す夕食のリンゴのかけらを、一口食べては、ツバメの子ぉのように、大きく口を開けて、次を要求してきた。
ちゃんと、シッカリ立ち向かってる。
どこかにゴールは確かにあるレースが、まだ今、始まったばかりだ。
ガンバロウ。
ほんとうに、いっぱいの愛と支えを、たくさん沢山もらってることに、感謝してます。
心強いです。
さあ、今日は、眠るぞ、
眠りたい…
おやすみなさい…