苦しみとともに
久しぶりに、映画を見に新開地に行ってきた
「ペコロスの 母に会いに行く」(神戸アートビレッジ 11月23日~)
映画のコピーは
認知症の母みつえと バツイチ・ハゲちゃびんの僕
愛おしくて、ホロリ切ない 僕らの毎日」
(参照 http://pecoross.jp/)
長崎の町を背景に、62歳漫画家の息子と母、孫、介護施設の人たち
長崎弁がとてもやさしく響く。
ちょっと可笑しくて、切なくて。(5回泣いた)
みていて、ずっと母のことが浮かんでいた。
なぜか、祖母の昔の写真の姿も浮かんだ・・・
いろんなことが、わからなくなっても、
いろんなことを、忘れてしまっても、
ココロの拠り所となるシアワセの記憶が
いや、幸も不幸も入り交ざった、人生が
その人が生きてきた、人生そのものが
ココロの拠り所になるんやなぁ と思った。
人生のあちこちを、いきつ戻りつしながら、
拠り所をたどる旅をしているのかもしれない。
周りの者は、ただその想いに寄り添う。
そっと・・・
しみじみ、そう思った。
見終わって、ロビーで、原作の漫画本を買った。
帰りの電車で、読んでいたら、降りる駅を通り越していた。
一人で、笑ったり、目ぇ赤くしたり、怪しい人になっていた・・・