2020年が終わる
帰ったら、父が明日からの入院の荷物をまとめていた。
何日も前から、部屋の隅に広げて敷いた新聞紙のうえに、テイッシュや、着替えなど、「持ち物」の用紙を見ながら、置いていってたな…
明日の朝まで使うモノもいったん並べて、最終チェック…「よしっ」と、カバンに詰め込んだ。
朝、入れ足すのを忘れないように、ふたはあけたまま、玄関に置いてある。
いつものように、晩ごはんを食べて、片付けて、母を寝させて、おやすみ〜と、父は9時前に二階へ上がっていった。
さあ、私は母のお泊まりの(小規模多機能施設での)準備をしないと。
まだ手術日が決まっていないので、後の予定が立たないのだけれど、とりあえず、日曜日までの3泊4日でお願いしている。
日曜日の夕方帰ってきて、一緒に晩ごはん食べて、月曜日からまたお泊まり。次は何泊になるかな…
でも、出来るだけ、間に一泊でも家に帰ってきて過ごせるように…と思っている。長く離れる不安は、母にではなく私のほうにある…みたい。
準備が出来て、母のカバンを父の隣に置いた。
なんだか、二人揃って、旅行にでも出かけるみたいだ。
そうだったら、よかったのに…