2020年が終わる
老老介護で、認知症の母の介護をメインで行っている父が、先月受けた検診で胃の異常が見つかった。
その後の検査で、大腸も悪いコトがわかり、さらなる検査を経て、今日、家族も一緒に…と、結果をききに行って来た。
どうやら、胃と腸と一緒に手術するようだ。
胃は3分の2か、4分の3ほどとって、腸のほうは20〜30cmとるらしい。
まあ、残った部分をつなげて…云々…
図を書いてテキパキ説明されると、「切って」、「つないで」が、お裁縫かなんかみたいな感じで、全然大したコトないような気になる。
入院の日程などはまた追って連絡しますとのこと。
父は、なんかホントにケロっとしてて、「まあ、まな板の鯉やなぁ」と笑っている。
私も、アタマは冷静に、必要なモノの買い物やらいろいろな段取りをしている。
ココロのほうも、最初に胃のことを聞いた時は、ゼロだったところに、突然ドンと一個重たいモノが乗っかったようだったけど、今回は、一個が二個になったぐらいで、そんなに違いは無いようにも感じている。
薄情なんかな…などと思いながら、仕事に向かった。
…しかし、お昼をずいぶんと過ぎても、お腹が全く空かない。というか、食べていないことに気づかなかった。
食欲が無い。なんか胃が重いというのかな。(食い意地張ってるハズやのに)
どうやら、薄情なアタマやココロとちがって、胃腸辺りには、ちょこっと繊細な可愛げなんぞが潜んでいたみたい。
この「可愛げ」、いらんけどな…と、思いつつ