映画 「ペコロスの 母に会いに行く」
この前のNHK「プロフェッショナル」はプロたちが大切にしている言葉の特集だった。
それぞれ、その言葉を受けとった背景も含めて特集されていたのだけれど、
ここでは、その中で、個人的に印象に残っている「言葉」をあげさせていただく。
・「得るは、捨つるにあり」・・・覚悟を決めさせてくれた言葉
・「どうにかなることは、どうにかなる。
どうにもならないことは、どうにもならない。」
・「人は変えられないが、自分は変われる」
・「決まった道はない。ただ、行先があるのみだ」・・・はっと目覚めさせてくれた言葉。
そもそも道なんかない。視野を広く持って、目的に向かえる。
行先を見据え続けることができた・・・という。
・訪問看護士さんが、関わった終末期の癌患者の、男性の言葉。
残された時間は少ないし、背負っている重い荷物を吐き出してほしいと思って、
話しかけた時に、その男性が言った。
「まだ、山は下りていない。登っている。」・・・・新しい世界を見せてくれた言葉。
終末期ということで、もうそんな強さを失くしている人だと思い込んでいたが、
まだまだ強い気持ちで、戦っているのだと気づいたという。
その男性は、最後まで弱音は一切吐かなかった。
「人は強い。」
「それぞれの生き方があり、それぞれの最後がある。」
(↑この言葉に、グッときた。)
TVを見ていて、感じたのは、
誰が言った言葉か・・・ということよりも、
自分にとってどんな意味があるか・・・ということが大切。
私にも、そんな言葉がいくつもある。
(誰が言ってくれたか、どこで見つけた言葉か・・・はもう覚えてないけど)
・何ができるかはわからない。けど、何かはできる。
・やってみなければわからない。
・変えられることを変える勇気と、変えられないことを受け入れる勇気と。
・過去は変えられないけれど、未来は変えられる。
・生きている限り、何度でもやり直せる。
・・・
「居場所」という言葉が好きだ。
「心地いい」という言葉も・・・
いつも、「言葉」は、「心」を超えないと思っているけれど
それでも、「言葉」が、存在自体を超えたところで、
より深く寄り添って、強く支えて、後押ししてくれることが、ある。
言葉の力。
人は、その発する言葉で出来ている・・・・とかなんとか、いつか聞いたことがある。
素直に、真摯にひたむきに、
心を伝えるために「言葉」を、大切に紡げたらいいなと、
ほんとうに思う。
望むことを、どうしたら形にできるのか・・・
すべてはそのその取り組みにつながるようで・・・