干物女
図書館で見つけた本。
実は、「介護“の”仕事を辞めないために」だと思って借りた。
(昔から、一字違いの勘違いは多々・・・)
介護に関わる仕事をしていて、“辞める”という人が、本当に多い。
看護士さんから、ケアマネになったけど、また看護士に戻るという人。
全くちがう業種の営業マンになるという、レンタル卸の営業さん。
同じく、メーカーさん。
ご利用者さんから、「またヘルパーさんが辞めて変わった・・・」という話も
しょっちゅう聞く。
いわゆる介護業界の離職率は、20%を超えているという。
何年もいわれているが、改善されているという印象はない。
ので、「介護“の”仕事を辞めないために」というタイトルを見つけて
思わず、飛びついたのです。
「ともべぇ」のことを案じる気持ちも、もちろん強いので・・・
残念ながら(?)「介護“で”仕事を辞めないために」という本でした。
副題が、「親が元気なうちからやるべきこと~」と、ちゃんと書いてありました。
読んでみた。
ナマ生しい現実が、リアルに伝えられていた。
突然に自分に介護の問題が浮上したら・・・という時の
“パニック度チェック”などもある。
自分らの体験や取材を通してヒントを探ってきた~という編著者の
意図が明確に伝わってきた。
2010年12月10日が、初版とある。
まさに今の、タイムリーな現実がある。
介護が必要になったら、とか、備えて・・・何かいい本があれば・・・ときかれて
あまり今までは応えられなかった。
この本、お勧めです。
しかし、
本当に、仕事を辞めずに介護ができる・・・ということの方法論ではないです。
念のため。
心構え、制度、現状など、
今、考えておくこと、知っておいた方がいいことなどが
すっきりコンパクトにまとまっています。
「介護で仕事を辞めないために
親が元気なうちからやるべきこと52」 グループ・けあ&けあ21編著(創元社)