映画 「ペコロスの 母に会いに行く」
昨日のNHKクローズアップ現代で
「見過ごされてきた踏み間違い事故」を取り上げていた。
アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、日本で年間およそ7000件、
幅広い年齢層で起きているらしい。
最近になってようやく、交通心理学の研究者たちが、事故の原因を
「車の構造」と「人間の心理」から検証し、
ペダルの配置が操作ミスを誘発しているとの報告を出しているとのこと。
要は 「アクセル」と「ブレーキ」という正反対の機能が、どちらも同じ“踏む”という動作で行われる。
しかも 通常の運転では 圧倒的に「アクセル」を踏む動作の方が多い。
脳になんらかのストレスがかかり 瞬間的に正常な判断が出来ない状態では
身体がより強く覚え込んでいる動作が反射的に起こる → 踏み間違いが多発する・・・との見解だった。
すごく納得。
そら 間違えるって・・・・と思える。
私には他人事とは全く思えない。
実際、左足でブレーキを踏んで、右足でアクセルを踏みたいと いつも思う。
(足癖はいいので 両足ともけっこう器用なので)
後半、ようやく取組みかけられている「事故を防止するための装置」の話が出ていた。
「人は誰でも間違える」とのセリフがとても印象に残っている。
運転に慣れている人ほど、踏み間違いによる事故のことをボロクソに言う傾向があるけれど、
そう、人は誰でも間違えるし、失敗をする。
「自分は絶対大丈夫」というのは ありえない。
“制御安全” ではなく “本質安全”をつくりだすこと。
車に限らず 介護の現場、日常生活 全てにおける取り組みとして
この項 これからも掘り下げていきます。