ケアマネ試験 実践 その8
うちの母は、2年前頃から介護が必要になった・・・・
仕事では 毎日介護が必要な方達と出会っている。
もし、身近に家族に介護が必要になった人がいたら、
私が一番伝えたいことは何やろう・・・と考えた。
私自身が 一番しんどかった(今でも継続してやっぱり時々はしんどい)こと・・・
それは、まず介護が必要になったというその現実を“受けとる”こと かな。
どのようなきっかけでか、
また、どのような介護が必要かによって
もちろん違う。
けれど、介護が必要になった家族の今の姿と、自分の中の姿とのギャップ
これが大きいと、現実をしっかり見つめることができない。
“介護”の手段も方法もいくらでもある。
いくらでもあるけれど、100%の正解は無い(と 私は感じている)。
だから、
必要なのは、何を選択するかという知識ではないように思う。
何を選んでも どんな経過をたどっても、不安もあるし 迷うし、後悔もする。
迷っていいし、後悔していいし、受けとれなくて ジタバタしていい。
そのジタバタを 押さえつけずにいてほしい。
気が済むまで ジタバタする。
どこまで行っても ホントには気が済むことは無いけれど
それでも ジタバタに正直になると
ほんとうは どうするのがいいか 分かってくる。
どうしたいのか。
介護認定がおりて ケアプランが決まって・・・とどんどん進んでいっても
どんなにいきとどいたサービスがあっても、
この“受けとる”という作業だけは、誰にも変わってもらえないから。
“受けとる”ことを乗り越えるためには
声を出すこと。
周りの人を巻き込むこと。
相談窓口(専門家でなくても友達でもなんでも、要は第三者)を持っておくこと。
それぐらい・・・・
“正直な自分と向き合う”という人生の大テーマが
“家族の介護”には必然的に起こってくるのです。
私も 毎日ジタバタ取組み中・・・・ごっつい“実学”です~
知恵カフェ 10月号