映画 「ペコロスの 母に会いに行く」
ふと目について 家の本箱から引っ張り出して来た、
とってもお気に入りの本がある。
初版 昭和62年 の文庫本。
「姥ざかり」、「姥ときめき」著者田辺聖子さん。
私がまだ入院する前、(貧乏な)大学生やった時に買ってたみたい。
(さすがな読書傾向!)
基本的に 本は何度も読み返すことを前提に買っているので、
この本も 20代、30代に何回か読み返したはず。
けど、今回はおそらく 10年ぶりぐらい。
母の年齢が 主人公の歌子さんの歳に近くなった。
(話の中では、76歳 明治生まれ 大阪船場の御寮はん
嫁ぎ先で、戦中戦後を生き抜き、夫亡き後 女実業家として店を盛りたてた
すこぶる闊達 ハッサイな女性)
これがもう おもしろくて。
元気に ハッサイに生きて 歌子さんをめざすぞ!と思ってしまう。
(はっさい=古い大阪弁で『おてんば』を意味するらしい)
20年以上前に書かれたお話だけれど、
今の高齢者、介護、子供や若者、お父さん達、母親などなど
すべてに あまりにあてはまっている。
ネットで調べたら続編が 後2冊あるらしい。
また 禁断(にしているのに)のネット購入に走りそう・・