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坂部智子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

言葉の引き出し

坂部智子

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テーマ:ひとりでなっとく


少しは落ち着いてきたものの、やはり目は離せず、絶えず気にもなって、
前に向かって走るほどのパワーはまだ出なくて、それでも日々やることは山積みで。
一つずつ、ほんとに一つずつ 目の前のことを片づけていった。

「簡単なことから終わらせる」。
「やると 終わることを片づけていく・・・家事でいえば、例えば洗い物、洗濯、ボタンつけ・・・」。
「“出来上がり”がちゃんとあって、わかりやすいものから 手をつける」 などなど。
出会った人からや、本の中から集めては心の中に取っておいた“言葉”達。
今の私に必要なヒントが ちゃんとある。
ありがたいなあ。
大事に取っておいた“言葉の引き出し”がちゃんと開くということは、
そんなに心も固まってはいないということか・・・(ほっとする)

言葉は、初めはそれを提供してくれた人や本(作者)のほうに意識が向いていて、
あの人が言ってくれた・・・という注釈つきで、“引き出し”に入る。
いろんな場面で出たり入ったり。
そのうち、言葉が独立して、純粋に、“言葉”として 心に深くずっと残る。
あんなに愛をもらった人の言葉が 今ではもう思い出せなかったり、
おそらく憎まれて去っただろう人の言葉が 深く残って、心の支えとなっていたり。

一期一会。
一人では生きていないということ。
どんな時も たくさんの人に助けられている。
忘れていないけれど、やっぱり 忘れている。
のど元過ぎれば・・・を繰り返している。

一つひとつ 目の前のことに取り組んで 片づけていきながら
かみしめて、この先の道を 進もう。   

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