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断熱材の厚くする場合の意外な注意点

西浦嘉宏

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テーマ:注文住宅

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。

今年の猛暑(まだ終わっていない感じもしますが)はすさまじい熱さでした。
これを乗り切るために断熱材を厚くすることはかなり効果があります。

断熱材を厚くすることで外気の影響を受けにくくするとともに冷房などの空調効率を
上げることができます。
最近では断熱等級7ですと壁断熱200mmという場合も出てきています。
しかし、この断熱材の厚さを確保するために注意しないといけないのが隣地との距離が確保できているかどうかです。
一般的には壁の中心から隣地境界線まで1m確保。民法では50㎝確保が基準になります。
この場合は壁中心からの距離ですので、壁の厚みが出ても法律上は問題が発生しません。
しかし、給湯器やエアコンの室外機の設置を検討している場合は家の周りを回れるように考えて利いる場合は注意しないとスペースを確保できなくなります。
また、地域によっては有効寸法といって、隣地境界から外壁までの距離確保を指定してくるところもあります。200mm厚さの外張り断熱を採用すると家の配置や間取りににも影響してきます。

内断熱との併用するダブル断熱や性能の高い断熱材を採用することで影響を緩和する方法も
ありますので十分検討が必要です。
また、吹付断熱など性能が国土交通省に承認されていない材料もあります。これですと検査に
合格できません。
そのあたりも注意が必要です。





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西浦嘉宏
専門家

西浦嘉宏(建築士・建築施工管理士)

株式会社匠人

2級建築士・一級建築施工管理技士としての豊富な経験を持ち、施主の思いを最大限に汲んだ新築・リフォームプランを提案。技術力の高い職人ネットワークをいかし、高品質の工事を実現する安心安全な施工が強み。

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