今年の漢字は「税」に決まりました。
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
10月から三菱UFJ銀行など大手5銀行が変動型の住宅ローンの基準金利を引き上げると報道されました。今回は既存の契約者のみが対象で新規申し込みの方は対象ではないようです。およそ0.15%の金利上昇といわれています。
しかし、ほとんどの銀行で5年は緩和措置が取られていますので10月から返済額が上がるわけではありませんが、支払い総額は増える傾向になります。
今回は住宅ローンの話ですが、事業者用や自動車ローンの金利はすでに上昇しており、住宅ローンが追い付いてきた形になります。
住宅ローンを組まれる方のおよそ8割が金利の低い変動型を選択されます。
今後、新規申し込みの金利も上がる可能性があります。
合わせて住宅工事のコストは上昇しています
以前は住宅と土地を含めて年収の5倍が住宅を取得する目安でしたが、今では7倍から9倍のコストを見込んでおく必要が出てきました。
そのため、35年越えで住宅ローンの期間を設定される方も増えてきました。
月々の支払総額を抑えるためです。
返済期間が延びれば金利上昇の影響を受けやすくなります。
また、現在の年齢と支払い完了時の年齢も考量しておかないといけません。
35年ローンを30歳で組むと完了時は65歳ですが、40年だと70歳になります。
住宅ローンの返済は長期になります。返済期間中に転職や定年退職によって収入額が変動することもあります。現在の収入でいっぱいの借入額や返済額を定めがちですが不足の事態が起きたときに住宅ローンの返済が滞ってしまいます。
今後、何があるかわかりませんので、少し余裕のある返済計画を立てることが大事です。