耐震性の確保について（リフォーム）①

2024年1月2日公開 / 2024年1月4日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

おはようございます。

サイエンスホーム西宮六甲店/（株）匠人の西浦です。

耐震リフォームは大型改修。いわゆるリノベーションでは必須の工事項目になっています。
特に中古物件を購入してリノベーションするというのは、少し前から流行っていますが、
最近の物価高・土地費用の高騰を反映してさらに人気が出ています。

耐震改修だけにスポットを当てて考えると中古物件を購入する際に大事なことは昭和56年以降かそれ以前の建物かです。
昭和56年に新耐震基準というものが規定されます。今の耐震改修もこれに準じて行いますので
昭和56年以前の建物を現在の基準まで上げていくのはかなり費用がかかります。

また、新築と違うところは経年劣化を判断に加えないといけません。
内装や外壁の汚れや傷みは見て判断ができますが、大事なのは構造にかかわるところです。
雨漏れ・シロアリ・ひび割れなどによる構造体の劣化は致命的なものになる場合があり、購入後、ご相談を受けて大きな費用をかけて改修したこともあります。
築年数の浅い物件でも注意が必要です。

これは一般の方では判断がつきません。インスペクションなどの第三者機関を活用して、事前診断することをお勧めします。