経年劣化か味わいか
おはようございます。
サイエンスホーム西宮六甲店/(株)匠人の西浦です。
令和6年早々から大きな地震が発生しました。
火災や津波も発生しました。東日本大震災や阪神淡路大震災と映像がかぶります。
被災された方には一日も早く、日常が復旧することを願うばかりです。
現在、新築を計画されている方の多くが耐震等級3を検討されておられると思います。
建築基準法や品確法で規定されている耐震強度よりも強度があり耐震性が高いことは
間違いありません。熊本の地震の際も、その耐久性が証明されたデーターが出ています。
おおまかにどのような性能向上を規定してるかというと、地震の揺れによって、柱が抜け
2階や屋根が落ちてくることを防ぐことを大きな目的にしています。阪神淡路大震災の際に
2階や屋根の倒壊による圧死が多く、それを教訓にしています。
しかし、地震による影響はそれだけではありません。津波・火災・土砂崩れなど揺れが収まってから起きる災害があります。
熊本の地震では震度7が2回連続で起きました。1回目を耐えた住宅でも2回目で倒壊している場合があります。
東日本大震災被災現場にお伺いしてお話を聞いた際、沿岸部はもちろん大きな被害が出ていますが、ここまでは津波も来ないだろうと考え、避難をためらっている間に大きな被害が出ています。
耐震性能や耐震金物など多くの方が研究し、日々、対策を考えておられています。
それでも自然の力には及びません。それは木造でも鉄骨造でもRC造でも同じです。
普段から避難場所などをご家族で検討していただくとともに、過信はしないで非難するようにしてください。